『岩窟姫』に続いて読んだのが、この『私の命はあなたの命より軽い』だ。やはり近藤氏の作品のタイトルは凄い。そしてこの作品からは、そのタイトルをつけた意味は理解できた。そして最期の方の意味深な終わり方も面白い……。
が、実際には、このような事が、姉である、遼子が知らずにいる事はまれだろう。そして、これぐらいで自殺する事もないだろうと思う。
やはり氏の作品では『サクリファイス』シリーズが、一番だ。これを超える作品は未だ氏の作品からは生まれていない気がする。
![]() | 書 籍:私の命はあなたの命より軽い |
仲のよかった家族に一体何が。 ページを繰る度に覚える違和感。そして続く衝撃! 『サクリファイス』の著者が「命の重さ」を描く渾身のミステリー!! | 「どうして人の命の重さには違いがあるの?」東京で初めての出産をまぢかに控えた遼子。夫の克哉が、突如、ドバイへ赴任することになったため、遼子は大阪の実家に戻り、出産をすることに。 実家に帰ると、両親と妹・美和の間に、会話がないことに気がつく。そして父は新築したばかりの自宅を売却しようとしていた。実家で何があった? 明らかになっていく家族を襲った出来事とはーー。 |
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