『サクリファイス』シリーズにはまり、近藤氏の作品を読んでみる事にした。連続で……。最初が、この『砂漠の悪魔』と言う作品だ。最期まで読んで、この作品のタイトルを『砂漠の悪魔』にしたのが余り良く分からない。砂漠の悪魔つまりタクラマカン砂漠で行われていた核実験の事を意味し、主人公達がこの砂漠で核実験に偶然遭遇してしまうのだが、そのインパクトを含めても他に話の持って行き方があった気がする。
近藤氏の作品は、内容の展開が早いのと、文字が大きい事や文字数がそれほど多くない事などから、あっという間に読み切れてしまった。そう言う意味では、この作品も面白かったと言う事ではあるのだろう。
![]() | 書 籍:砂漠の悪魔 |
『サクリファイス』 大藪春彦賞受賞・本屋大賞二位 近藤史恵、最新作 ! 「信じていた人に裏切られた」という遺書を残して、親友が自殺した。逃亡を続けるなか、広太が見た真実とは!? | 俺が不幸になれば、夏樹の魂は救われるのだろうか。 大学生の広太は小さな悪意から親友をしなせてしまう。 平凡の大学生活から一転、 極寒の北京で日本人留学生の鵜野と出会い、広大な中国西部を旅することに……。 終着地のウイグル自治区で、広太は生きる意味を見いだせるのか? |
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