社会不安障害:SAD、ボランティアとセカンドライフ

SADで会社を休職したが、一年で復帰し、無事定年を務めて、その後の生活とボランティアについて気ままに掲載中

富樫倫太郎『生活安全課0係 ヘッドゲーム』

2016-03-19 11:40:32 | 趣味(読書)

またまた新しい作家の作品だ。私が今まで特定の作家に集中しすぎて、作家の幅を広げなかったからだが、いずれにしても、日本には、多くの素晴らしい作家と作品がまだまだ無尽蔵にある事を痛感している。今回も、横関大『ルパンの娘』に続いてランダムに手に取った作品だ。作家は、富樫倫太郎。文体は殆ど特別な癖がなく、スーッと頭に入り、どんどん読み進める事ができた。

気になったのは、この作品は、ミステリーか?超能力?瞬間催眠術をどう見るかによると思うが、もう少し工夫と言うかひねりが欲しかった。次々と飛び降り自殺させる方法を、目を見させる瞬間催眠術だけで片づけたのには少しがっかりだった。

この作品は、どうもシリーズ物らしい。しかも第二弾との事なので、次は第一弾の方を期待して読む事にする。

ヘッドゲーム

書籍名:生活安全課0係 ヘッドゲーム
著者:富樫倫太郎
発行者:辻浩明
発行所:祥伝社
発行:2016年1月20日初版
定 価:本体800円+税

杉並中央署生活安全課「何でも相談室」、通称0係に娘の死の真相を調べて欲しいという相談が持ち込まれる。今年だけで名門高校の女子生徒が二人、飛び降り自殺をしているのだ。0係の変人キャリア警部・小早川冬彦は相棒の万年巡査長・寺田高虎と高校を訪れるが、そのとき三人目の犠牲者が……。KY(空気がよめない)刑事が鋭い観察眼で人を見抜くシリーズ第二弾!

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