最近暴落した「楽天USリート・トリプルエンジン(レアル)毎月分配型」だが、実は暴落したのはこの商品だけではない。私が投資したほぼ全ての商品が暴落している。理由は簡単だ。毎月分配型の商品でいずれも20%以上となる商品ばかりだからだ。その利益の源泉となるのは、公社債の配当であったり、金利やREIT等の家賃だ。一般では考えられないリターン率を考慮すると、当然2段以上のレバレッジとなる。
つまり高金利の国と言えば、ブラジルやトルコ、オーストラリア、南アとなる。もちろん公社債へ投資でもこれらの金利が大きいのは言うまでもない。そして逆に大きなリスクが為替だ。もちろん政治的な要因も大きいのだが・・・。そう言う意味では上記で上げた国は余りにもリスクが大きい。しかしリスクが大きいからリターンも大きいとなるのだが・・・。
さて、最近の為替を見ていても、対ドルや対ユーロを見ると別段円高と言う気はしていなかった。1ドル≒95円、1ユーロ≒125円。それなのに、なぜ私の投資したファンドが下落しているのだろうか?
最近暴落した「楽天USリート・トリプルエンジン(レアル)毎月分配型」だったが、これは対ブラジルレアルとの為替の動きを比較すると、簡単に理由がついた。4月~5月ブラジルレアルは50円と最高の円安つまりレアル高となり、それが急激に下落した43円まで・・・。まさにこの動きと同じだ。ブラジルではつい最近発生したデモや暴動が未だ収まっていない。サッカーの試合中でも、デモが発生していた。しかし政権が強制的にデモを排除する方向ではなさそうだし、為替介入や更に金利を上げる方向との事。いずれにしても、これ以上悪くなる事はなさそうだ。それでも最悪は昨年の38円当たりまでの下落を考慮しておけば良いだろう。
最近、外貨での投資をしていなかったので、南アランドの動向に目が言ってなかった。私が持っている投資信託に「日興-資源ファンド(株式と通貨)南アフリカランド・コース」と言う商品がある。これもかなりリスキーな商品だ。4月に購入した時点で、危ないのを承知でハイリスク・ハイリターンを取った。つまり基準価格に対して分配率が高かったからだ。そして、円安だった事も大きい。しかし5月以降、対ドルに対しては円安となっても、以前ランド安が続いていた。5月以降基準価格が下落していた事になる。4月と5月に5,500円台となってから以降、身近な所で、6月25日に4,123円まで、下落している。1,475円(26.3%)のダウンだ。これもかなり大きい。
ブラジルレアルとこちらは事情は異なるが、ほぼ、為替と連動している。4月5月の最安時に11.25円を記録しているが、近場の6月の中旬で 9.38円まで下落している。しかし、徐々に回復(円安)へ向かい、今日現在は10円となっている。約2円下落から約1円近くまでの回復だ。直ぐに反映はされないが、こちらも、いずれは回復しそうだ。
資源つまり、金への投資と言う失敗要因があるが、リターン率は相当強烈だ。このまま10,000口当たり120円の分配金が拠出されると、4,158円に対する分配率は年率34.6%になる。
はてどうすべきだろうか?ハイリスク・ハイリターンなので、最悪は破綻もある?それならなおさら、ハイリターンで仕掛けるのも手かも知れない。いずれの商品も、基準価格が下落した事で、今が逆に再投資のチャンスかも知れない。普通は、下落した商品に更に追加投資するなど考えられない。私もリーマン・ショック後はそうだった。
しかし今は違う。下落した商品に追加投資する事は更なる利益を生む。しかし、追加資金が余り無いのが苦しい所だが・・・。
「日興-資源ファンド(株式と通貨)南アフリカランド・コース」 年月日 基準価格 純資産 |
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