神永 学『山猫』に続き、神永学氏の原点となる『心霊探偵 八雲 赤い瞳は知っている』の紹介だ。と言っても、2003年1月15日出版の『赤い隻眼』を加筆修正した物だ。この『赤い隻眼』をまだ読んでいないので、良くは知らないが、あとがきからすると、最初から、シリーズ物として書かれた作品との事。そうどちらにしても、この作品は序章に過ぎない。次への仕掛けが詰まった作品だ。
マアー最初の作品としてはなかなか面白い。八雲の出生のプロローグから始まり、事件が3つ発生する。その3つの事件に関係する主人公の大学生晴香がいずれも八雲に助けを求める展開だ。そしてこの3つの展開の中で、晴香も八雲をお互いを意識するようになる・・・。そして定番の晴香が危険に!。謎とからくりを解いた八雲と刑事後藤が助けに向かう・・・。そして無事に。しかし本当に事件の真相は?その裏には新たな人物が。そう八雲と同じく隻眼の男が。
シリーズ第一作として、できれば、もう少しひねって、一つのストーリーにして欲しかった気がする。そう上記の3つの事件。これを完全に別れた事件ではなく、一つの関連する事件として・・・。
と次の作品を早速また読んでみる事にしよう。
書籍名:心霊探偵 八雲 赤い瞳は知っている 著 者 :神永 学 発 行 :2004年10月5日 発行所:株式会社文芸社 ページ数:縦一段組みの313頁 製本所:本間製本株式会社 定 価 :1000円+税 |
読みだしたら 誰も止められない 脳内映像を文字で表現した 新感覚のハイスピードミステリー 見えないものが見えるほど 恐ろしいことはない・・・。 死者の魂を見ることのできる男、斎藤八雲。 彼の赤い瞳が、次々に起こる殺人事件に挑む。 ファイルI 開かずの間 ファイルII トンネルの闇 ファイルIII 死者からの伝言 |
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