野沢尚『反乱のボヤージュ』の続きと言うか、偶然朝日新聞の記事と関係する物があった為、掲載しておく。要は学生運動、その名立たるものとして、日本のトップ旧帝大の東京大学の学生運動の記事である。野沢尚『反乱のボヤージュ』で首都大学と表現されていたが、おそらく著者はこの東京大学の学園紛争を元にしたのだろうと勝手に解釈している。
朝日新聞の2009年4月4日(土)の4面に掲載された記事の抜粋であるが、偶然のたわものだと思う。「昭和史探訪」44年(1969年)つまり私が中学生の頃である。
あのとき 学生VS機動隊35時間 逮捕者630人 1969(昭和44)年1月18日、東京都文京区の東京大学にやく8500人の警察機動隊が入って法学部などの建物を占拠していた学生を排除。前年夏から占拠されていた安田講堂には19日に本格突入した。ヘリコプターから催涙液を投下し、机やロッカーのバリケードを壊すために放水車が高圧で水を噴射。学生側は火炎瓶や投石で抵抗したが同日夕、講堂に残っていた学生がすべて拘束され攻防は終わった。構内で逮捕された学生は焼く30人で、大多数は東大生以外だった。2日間計約35時間の闘いはテレビで生中継され、多数の若者が学生運動にかかわった時代の熱気と挫折を象徴する出来事となった。その年の東大入試は中止され、受験生に影響が及んだ。・・・と掲載されている。
野沢尚『反乱のボヤージュ』でも掲載したが、既にこの様な時代は過ぎ、現実と言うか、現代では学生運動がおきえる事はありえないような気がしている。
それだけのパワーのある学生がいれば、間違いなく日本の将来は明るい。最も赤軍派などのテロ組織に近いパワーは言うまでもなく別であるが・・・。
今回紹介した朝日新聞の記事は、まったくの偶然ではあるが、野沢尚『反乱のボヤージュ』とどうしてもリンクしてしまう記事でもあった。
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