松岡圭佑『特等添乗員αの難事件III』に続き、また松岡圭祐氏のシリーズ続き紹介だ。松岡圭祐『万能鑑定士Qの事件簿X』、『万能鑑定士Qの事件簿XI』等で紹介してきた『万能鑑定士Qの事件簿』シリーズは終了していたと思っていたら、別のシリーズがあった。それが今回紹介する『万能鑑定士Qの推理劇』だ。氏が敢えて、シリーズ名を変えて、続けた理由は良く分からないが、基本的な構成や登場人物は同じだ。そう万能鑑定士凜田莉子と週間角川の小笠原悠斗だ。
相変わらず登場人物の名前が難しい。物語が展開するスピードが早い。通勤時間に読む小説として一番合っている。最も会社に着く直前でいいところなのにお預けもあるが。次が読みたい。と。仕方がない、また帰りに読もうとなる。
相変わらず面白い。なぜこのシリーズはこんなに面白いのだろうかと考えてみる。
そう登場人物やその展開がまるでマンガだ。ありえないスーパーな展開がこのシリーズだ。しかし別に超人や超能力或いは超科学と言うべき物ではない。ちょっとありえないけどあったらいいな?そうアホな自分でも万能鑑定士凜田莉子になれるのではないだろうか?と思わず思ってしまう非現実。
それがいいのかも知れない。しかしありえない現実。それはマンガの世界だ。だから面白いのだが・・・。
書籍名:『万能鑑定士Qの推理劇 I』 |
高校までどん底の成績だった天然少女、凜田莉子。沖縄から上京後、感受性を学習に役立てるすべを知り、わずか5年で驚異の頭脳派に成長する。次々に難事件を解決する莉子も元に、怪しげな招待状が舞いこんだ。絢爛豪華な宝石鑑定イベントに潜む巧妙なトリックを解き明かせるか。1年半で200万部を突破した『面白くて知恵がつく 人の死なないミステリ』初めての方も是非この作品からお読みください。Qシリーズ最高傑作登場! |
書籍名:『万能鑑定士Qの推理劇 II』 |
映画化決定!シャーロック・ホームズの未発表原稿が見つかった!?時を同じくして小さな依頼主かが持ち込んだ『不思議の国のアリス』、史上初の和訳本。2つの古書が、凜田莉子に「万能鑑定士Q」の閉店を決意させる。なぜ少年は鑑定を依頼したのか?果たして原稿はコナン・ドイルの真作なのか?オークションハウスのスペシャリストになった莉子が2冊の秘密に出会った時、過去最大の衝撃と対峙する。「Qの推理劇シリーズ」第2弾。 |
昔、似たようなストーリに、百科事典を全て記憶して、超博学になった探偵の話があったが、発想的には似ている。同じ発想でいけば、ネットやコンピュータを利用して探偵となるような発想もできる。そして、もはや誰でも探偵にはなれそうな気がするが、現実はそう甘くはない。
ネット上であらゆる情報を知る事ができるようになった今でも、事は簡単ではない。ツールはツール。ネットもツール。百科事典もツール。それを如何に活用するか?やはり、それを活用できる事に意味がある。
情報過多のネット社会。最新の情報機器。しかしそれを使うにはアナログ的な発想がいるのだろう。と最近思う。
馬鹿馬鹿しいようなマンガの様な世界。何となく、それ本当???と言うようなノウハウ(???)がこのシリーズにたくさん出てくる。思わず検証して見たくなるが、そこはそれとして検証するのは大人気ない。面白くない。へ~そうなんだと言うように軽く読もう!このシリーズは!
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