社会不安障害:SAD、ボランティアとセカンドライフ

SADで会社を休職したが、一年で復帰し、無事定年を務めて、その後の生活とボランティアについて気ままに掲載中

「関西の3空港問題」国交省成長戦略会議の報告(伊丹と関空の共存を探る。神戸は議論外)

2010-02-13 08:16:58 | 日記

チョッと前(2月5日)の国交省成長戦略会議の発表になるが、「関西の3空港問題」について、それぞれに独立採算を求めていく方向で検討に入ったとの事。関西空港の運営会社は1兆円を超える債務を成田国際空港会社の株式売却益などを通して削減し、黒字を目指す。伊丹空港は国際線の復活を検討、関西の基幹空港として拡充を模索する。一方地方自治体は伊丹、関西、神戸3空港の「1元管理」でまとまっているが、「経営責任があいまいになる」として退けた。この中で神戸空港は市営の為、成長戦略会議では議論の対象としないとして、6月末に最終報告する予定。との事。

さて、遂にきたかと言う気もするが、まずは地方自治体が「1元管理」にまとまっているとはどう見ても思われない。1元管理などそれこそ不可能であり、大阪府の橋本知事は最初から、「伊丹は廃止、神戸は議論の余地無し、関空のみ活かして集中する」の意見だし、これはこれで、論理的には有っているが、伊丹については地元の経済基盤がなくなる為、伊丹空港があるときは、騒音問題や事故などで反対しておきながら、イザなくすとなるとは反対する自治体の矛盾を考えるととても1元管理どころではないだろうと思う。

しかも、国交省の成長戦略会議の報告は、強制力や権限はないが、国としての1つの考え方を示した事になる。この中で重要なのは、関空と伊丹の共倒れが懸念される事だが、これは成田と羽田にも言える。それだけのパイ(ニーズ)が有るのかにかかってくると思うが、ひとつ間違えば、失敗と共に大きな更なる負債を抱える事になる。

ところで、この会議でも完全に神戸空港に関しては、一切議論の対象としなかったのは、別に市営だからと言うのは言い訳がましいが、行く末が既に見えているからに他ならないのだが、これでは、元々の国の空港設置の計画を担った国交省の責任を放棄しているとしか思えない。最も国も悪いし、神戸の行政も市民も悪いと言う事になる為、そのつけは神戸市民が払わざるを得ないのだろうが・・・。その為に「それぞれ独立採算制を求めていく方向」でとわざわざ注釈したのだろうが、独立採算を求めてという事になれば、自ずと結論は、出ているでしょうと言いたいのか?それはそうだが。

スカイマークが4月から神戸空港~茨城空港を午前中1日1往復就航する事を発表した直後、今月2月1日から神戸空港~福岡空港が就航したばかりだったが、4月12日から運休する事を発表した。この発表にTVのインタビューを受けていた福岡の市民の方曰く、「茨城空港ってどうなんでしょう?」と述べていたが、茨城空港より、自分の県の空港を心配した方が良いと思う。もっとも茨城空港など言っては失礼だが、福岡空港より可能性は更にない。スカイマーク一便が就航したからと言って、逆に中途半端になるだけと思う。むしろ一切何処の飛行機会社(海外も含めて)も就航しなかった方が、諦めが早かったのではないのか?その方が使う税金が少なくてすむと思うが・・・。

マアー何れにしても、神戸空港は、伊丹と関空の位置づけがまとまらない限り、先の議論は無いだろう。と言うか存在自体の意味が無かったという事になる。はやく神戸市の方が気づいてつぶして欲しいと思うが・・・。そうでなければ膨大に税金の無駄遣いを進むばかりであり、他に幾らでも税金を投入しなければならない事が多いはずだが。それとも神戸市民は、神戸空港の維持の為に自らの税金を投入するのを優先して、他の事業への税金を削っても良いとの考えなのだろうか???それならそれでも良いと思うが・・・。


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