今年は、フルートを始めて2年目となり、発表する場も広がり、その腕を披露する程上達はしていないが、2回目のフルート発表会、敬老会でのフルート演奏、初めてのフルートアンサンブルと既に3回も演奏させていただいた。どれも今だ満足できるものではないが、また貴重な体験ができたと思っている。
さて、初めてのフルートアンサンブルが11月3日だったが、その翌週末の11月12日の土曜日に、実はもう一つの発表会があった。
昨年の10月から何をとちくるったか?バイオリンも始めてしまった(バイオリンを習う事にした(1:映画「マエストロ!」を見た)、バイオリンを習う事にした(2:私の時間 初めての3カ月コースを受講する事にした)、バイオリンのグループレッスン初めて3カ月コースを修了して、引き続きそのまま継続受講する事にした)。
その後、グループレッスンはもう一人の方が4月で辞められて、それ以降は、グループレッスンながら1対1のプライベートレッスンとなり、これまたフルートの様に上達を全く感じないまま、1年を過ぎようとしていた。バイオリンの先生はフルートの先生の様に、独自の発表会を実施されてはなかったのだが、今年初めて、レッスン会場を借りて、ミニ発表会をする事にされた。
敬老会でのフルート演奏が終了した9月中旬頃から、このバイオリンのミニ発表会の為に、曲を決めて集中練習する事にした。その曲は「愛はかげろうのように(I've Never Been to Me / Charlene)」。ヤマハのレッスンテキストのバイオリンアルバム1の19番目の曲になっている。
なぜこの曲を選択したか?しかも初級テキストの最後の方の曲を。当然かなり難しいはずだが。最初に、弾いて見ると、全く弾けなかったのに。
実は、上記のように、今年は2回目のフルート発表会、敬老会でのフルート演奏、初めてのフルートアンサンブルと発表会が予定されていたので、バイオリンの方は手抜きしたいと考えていた。従って、その時に練習している曲か、その一つ先の曲ぐらいで良いと考えていた。そう「オーラ・リー」を一番の選択曲に考えていたのだが……。
最初に先生に相談した時に、何曲か先生の方から推薦された。もちろん、私が弾きたい曲を聞いて、先生が選ばれたのだが。そして自分がそれを弾けるかどうか別にして、一発でこの曲「愛はかげろうのように」を気に入った。そして先生も気に行った事を曲選択の重要ポイントにされた。そう弾けるかどうかは別にして。
そしてフルートアンサンブル用の発表曲「ラ・ラ・ルー」と、このバイオリンの発表曲「愛はかげろうのように」を9月中ごろから必死に練習した。
バイオリンは長らく自分が上達したかどうかを全く実感できていなかった。上手くなったのか上手くないのか?自分のレベルはどうなのだろうか?それをなかなかフルートと比べる事もできなかった。
しかし、この「愛はかげろうのように」と言う曲を弾く為に、必死に練習した事により、実は自分が少し上手くなっていると今月になってから実感できるようになった。娘が、私のバイオリンの練習を最初からずっと聞いていて、突然先月末頃から、曲が聞こえるようになったと言った事が大きい。本当に突然曲になったと娘は言っていた。それまではまるで壊れたノコギリのようだったとの事。
そして、確かに先月末頃から以下の事が変ってきた。
- バイオリンを左肩と顎で押さえて、構える事が、短時間(せいぜい10分ぐらい)しかできなかった。
- 左指で弦を抑える事が何回もできなかった。
- 右腕でのボウイングを力を抜いて、弾く事ができなかった。
それぞれ、未だ未熟とは言いながら、一日に何時間でも練習する事ができるようになっていた。そして、バイオリンの練習が苦痛ではなくなっていた。
バイオリンのミニ発表会。会場はヤマハのレッスン会場のミニホール。ピアノとお立ち台もあるサロンながら、また新しい経験をする事ができた。客は発表者とスタップに私の奥様と小学生の発表者の両親と大変さびしいものながら、非常に緊張しながらの発表会となった。
- みんなで、「カノン(パッヘルベル)」のアンサンブル練習
- バイオリンソロ「愛はかげろうのように」
- バイオリンソロ「涙そうそう」ソロ
- バイオリンソロ「バイオリンとピアノのためのソナチネOp.100より第3楽章スケルツオ(ドボルザーク)」
- バイオリンアンサンブル(2人)「家路」
- バイオリンアンサンブル(3人)「歓びの歌」
- みんなでアンサンブル「カノン(パッヘルベル)」
既に何回もフルートでの発表会を経験はしてはいたが、また上がった。そして途中で何回も間違えた。手が震え、弦が飛びまくった。しかしフルートの経験は生きていた。失敗しても、気を取り直し、伴奏の次から堂々と引けた。弦が飛んでも、とにかく、引いた。間違ってもとにかく弾いた。
終わって、スタッフから、とても良かったですよ!奥様からも「うん、よかったよ!ちゃんと曲になっていたよ!」と言われてホットはしたが、少し心配だった。夜に奥様が録画してくれたビデオを見て、本当に安心した。かなりまともだった。
おもわず、昨年のフルートの発表会(フルート発表会、手が震え、吹き出しにも失敗し、まともには演奏できなかった(その1))と比較した。そして今年のフルート発表会とも比較した。
我ながら、上手く行ったと自分で満足した。もちろん自宅での練習時の半分も出来てはいなかったが。
ホットした後で、このバイオリンのミニ発表会を振り返った。奥様が行った一言が気になったからだが。
私は、バイオリンを始めてほぼ、1年、アンサンブルの二人は2年、アンサンブルの3人のおば様方は5年。発表者で一番上手かったのは、ソロの小学生。5年の方にしても、私を含めて、レベルはトントン。大差ないと厳しい一言でした。確かに、バイオリン5年の方のバイオリンからギーと言う音が聞こえた。そして小学生の曲と私の曲を除けば、その選択された曲でなんとなく、レベルが理解できる気がした。もちろんバイオリンソロの「涙そうそう」もバイオリンの曲としても、簡単な部類だった。
改めて、感じるのは、継続は力なり。しかし、その中で、レベルを上げる為には、発表会と言う場は重要。そしてその発表曲は、かなり自分の弾けるレベルよりかなり上の曲を選択する事。そしてその曲が好きな事。これが一番重要ではないかと思った。
今回も、その発表曲に「愛はかげろうのように」と言うかなり無謀な曲を選曲したが、結果は、良かったとつくづく思った。
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