社会不安障害:SAD、ボランティアとセカンドライフ

SADで会社を休職したが、一年で復帰し、無事定年を務めて、その後の生活とボランティアについて気ままに掲載中

池井戸潤『果つる底なき』

2015-06-20 13:53:52 | 趣味(読書)

最近、池井戸氏の作品にはまっている。『BT’63 上下』『MIST』と続き、今回は『果つる底なき』と言う作品を読んだ。

この作品は、第44回江戸川乱歩賞受賞作品だ。と言う事で、この作品の傾向はある程度予測は付くだろう。

読んだ順番が逆なのだが、やはり、この作品も人が多く殺される。殺されていく中で、真犯人がある程度予測され、大切な人に危険が迫ると言うパターンはこれらの作品での大道だろう。

まあいずれにしても、期待以上の楽しめる作品だった。

果つる底なき

書籍名:果つる底なき
発 行:1998年9月10日初刊
著 者:池井戸潤
発行者:野間佐和子
発行所:株式会社講談社
価 格:1500円+税

選評より

阿刀田高氏
銀行ミステリーの誕生を宣言する作品だ。

大沢在昌氏
銀行業務における情報の処理、銀行マンとしての主人公のプライド、事件、人物の動かし方・・・受賞作とすることに異存はなかった。

北方謙三氏
緊密で上質なミステリーとして成立していた。

高橋克彦氏
まったく独自の視点で切り込んで来る。新しい分野としか言い様がない。

皆川博子氏
銀行内部の事情、金の動きは、素人にもわかるように書かれている。
元三菱銀行員の大型新人35歳が内幕を抉る
新しい金融サスペンスの誕生!
本年度江戸川乱歩賞受賞作

債権回収を担当していた同僚が死んだ。謎の言葉と、不正の疑惑を残して。彼の妻は、かって「私の恋人だった・・・。先端企業への融資をめぐる大銀行の闇に、私は一人、挑む。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿