社会不安障害:SAD、ボランティアとセカンドライフ

SADで会社を休職したが、一年で復帰し、無事定年を務めて、その後の生活とボランティアについて気ままに掲載中

住宅市場縮小による倒産増加(システムキチンのミカド倒産)

2010-01-17 13:51:17 | 日記

昨年度の住宅市場の出来事で言えば昨年末『穴吹工務店、更生法申請/負債総額1509億円』であると思うが、非常に厳しい状況となっていると言わざるを得ない。住宅着工件数や、マンションの成約率等の低下を見る限り、住宅市場は大不況であり、デフレとなっている。これが良い事なのかどうかは分からないが、給料が確保できるのであれば、私の時代(高度成長+バブル+バブル崩壊)に比べては、暮らしやすい時代となるかも知れない。つまり大変安い価格(常識的な価格:何が常識的な価格は別にして、本来あるべき価格)と超低金利で住宅を手に入れる事が可能な時代となっている。

日本の物価を語る上で言えば、衣食住の中で最もコストが掛かるのが、この住だったからだ。此れの価格が安くなれば、結果デフレの時代も生き残る事が出来るのかも知れない。しかし一方高齢化(65歳以上が1/4)と少子化(生涯出生率が2人を切っている)の進展は、日本の総人口の激減を招くのは間違いなく、将来の個人用の住宅ニーズは限りなく低くなり、不動産業その物が淘汰される時代が既に始まっている。

今回の記事掲載の発端は、約10数年前になるが、4回目の転宅

  1. 奥様と結婚後の邸宅:東京葛飾区新小岩の賃貸マンション
  2. 長男誕生を機にマンション購入:千葉県市川市行徳
  3. バブル絶頂時に一戸建て分譲住宅を購入:埼玉県蓮田市
  4. 転勤で関東から関西へ、奥様の実家の近くに土地を購入して新築:大阪府四條畷市

で当家を関西で初めて新築した時に結果的に奥様が、こだわったのがシステムキッチンでありそのメーカーが『システムキチンのミカド』だった事になる。

残念ながら、昨年の12月24日に民事再生法を申請したとの事。ミカドは1985年の創業で戸建て住宅向けのシステムキッチンやシステムバスの企画製造、販売を手がけた会社で、2007年の建築基準法改正と昨年のリーマンショックで経営環境が悪化し、09年3月は約8億円の純損益の3期連続の赤字だったらしい。負債総額は176億円との事。

私は別にPanasonicやToto等他のメーカーでもよかったが、決定については全て奥様に任した。何回も奥様がショールームに行って決定したシステムキッチンであるが、決定後私が一つだけ変更した事はあるが、それ以外は余り口出しをする事は無かった。

時代は10数年過ぎ、ガステーブルぐらいが、その更新対象であり、ガステーブルは既に別のメーカーに交換したが、ビルトインの電子レンジ(オーブン機能付き)はミカドの物で使い続けているが、殆ど影響はない。システムキッチンはピンきりで、当家の新築でこだわったのは、基礎と梁とシステムキッチンと風呂と言う事ぐらいだ。そのこだわりのシステムキッチンのメーカーが倒産したのは何とも言えない思いがあるが、無事再生してもらいたいが、市場が縮小して行く事と、高級志向ではなく安い方へ流れて行く為、その先にあるものはかなり厳しい道となろう。


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