「原発0」の連呼だけではなく、代替エネルギーや施策を各政党は具体的に示すべきだろう。と思う。原発0だけなら誰でも発言できる。余りにも無責任だと言う気がする。さて、そうは言ってもそれでは、何が有力な代替エネルギーなのだろうか?その回答の一つが、燃料電池だ(と個人的には思っている)。
昨年の大震災以来、自然エネルギーへの関心が高まっている。当家も関西ガスのエネファームやソーラー発電システムに大変興味を持っているが、導入にはまだ決断できていない。一つはソーラーシステムが当家の屋根につかないからだ。そしてエネファームにしても、まだ値段が高いと感じている。しかし資源がない日本の将来を考えると、何か考えられないかと最近富みに心配している。自然エネルギーを何とか利用できないのだろうか?しかし自然なだけに太陽光発電にしても、風力発電にしても効率も悪く、最大な課題が不安定だと言う事だ。やはり安定して発電するには、今の所、身近な所では燃料電池しかなさそうだ。など考えていると、燃料電池よ、お前もか 「エネファーム」好調の先に潜むワナと言う記事を発見した。
この記事を見て驚いたが、改めて、私もこの記事の通りだと思う。そう燃料電池を家庭で普及させるより、工業用で先に普及させ、その普及により家庭用の燃料電池も下げると言うシナリオに。元々燃料電池は工業用を先に想定していたはずだが、なぜ家庭用を先に普及させるシナリオに変わったのだろうか?改めて考えると、ソーラー発電システムを各家庭に普及させると言うのもやはりおかしい。米国と同様にメガソーラーを工業用で普及させるべきだ。しかしなぜ、家庭用を先に普及させる事になったのだろうか?
その答えは、おそらく一つしかない。発電効率が悪く、電気料金が高価となる為、電力会社と競争にならなかったからだろう。工業用であれば、電気料金≒コストになるからだ。従って、補助金と言う餌とソーラーシステム≒環境にやさしいと言うブランドステータスを持って、家庭用に回したと言う事になる。
基本的な所を逃げて回った為に、海外でもあっという間にコスト競争力で負けてしまったと言う事だろう。安定的に発電するという意味では、燃料電池は一定の条件を満たしている。後はいずれにしてもコストだ。そのコストは今の電力会社と補助金を使ってでも競争力を付けなければ、また海外に負けてしまう。今先行しているだけに、政府の普及政策が重要となる気がする。昨年も今年も、関西電力の節電要請で、各工場に発電機を設置して乗り切られたメーカーも多かったと聞いた。当社の工場もそうだ。従って、少なくとも今の工業用の発電機と競争できるコスト競争力は必要であるだろう。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます