社会不安障害:SAD、ボランティアとセカンドライフ

SADで会社を休職したが、一年で復帰し、無事定年を務めて、その後の生活とボランティアについて気ままに掲載中

安東能明『ポセイドンの涙』

2009-06-28 11:40:48 | 趣味(読書)

安藤祐介『被取締役(とりしまられやく)新入社員』に続き、と言うかまた連続して、私に取って初めての作者及び作品紹介となるが、今回は、また元に戻り、黄金の13貫井徳郎『慟哭』と同様ミステリー物(推理小説物)の暗い物語に戻ってしまうが、何故か選んでしまうのだから仕方がない。

最も、図書館では私と、奥様と娘のカードを使用すると、2週間で30冊借りれる為、かなり気楽に借り続けている事が出来る。出来すぎた環境である。今日また図書館に一旦返却し、再度借りた本、つまり既に読んではいるがブログにアップしていない書籍は再度借り替えたが、流石に前回の黄金の13貫井徳郎『慟哭』に続き貫井特郎氏の本が3冊あったが、取り合えず一時返却して、更なる心境地を求めて、適当に図書館の新庫本の紹介の棚と、日本の小説家のブロックを適当に見ながら、タイトルで面白そうな物を片っ端から探した。結果新たな小説家の本が増えそうである。

これは私に取って、セカンドライフを考慮する中で見ると、日本の作家の本でさえも限りなく無限にあると言う事を意味し、更に海外まで目を向けるとどのくらいあるのかさえ分からない。今までどうして、このような面白さに手を付けなかったのだろう???

結局私もサラリーマンで、生きるのに一生懸命で、仕事しかできない社員だったのだろうと再認識した。最も本ブログの趣旨であるSADに関して、結果的に1年休職した事が、定年退職後の行き方に大きな変化を見出したのは間違いない。それは写真や楽器や音楽、ボランティア等いくらでもある事がわかったし、私自身が少しずつ自治体と言うか地元の活動の中に溶け込めていければと思っているが、どうも今はあまり、近づかない方が良さそうだ。今でも十分地元のボランティを含めて絡みすぎていると思っている。

さて、今回の作品であるが、前回黄金の13貫井徳郎『慟哭』とは全く異なるミステリーではあるが、また有る意味では、同じ分野になるのだろう。がこの作品もかなり重い。と言うか人生に付いて、過去、政治、地域への重いなどと事件の背景にある男と女の話と、最後が予想外の結果となる本格的、長編ミスティリー小説であるが、カバー帯の紹介にあるホラーでもなければ、アクション等でもない。粛々と過去と現代の事件の真相が少しづつ解き明かされていく中で、逆転につぐ逆転の結果が最後に判明すると簡単にあらすじと言うか概要を書いてしまったが、実際は長い!長い!長い!につきる。且つ暗い!暗い!暗い!

でも、事件の真相まで辿り着くと、逆に遡って読みたくなる本でもある。最も実際は、会社との通勤時にこれらの借りて来た小説を読み、何日かして、再度読み直しながら、本ブログの掲載を行なっている為、結構な時間がかかる。でもこれも一つの日記の重要な要素ではないのか?と思って、過去の記事でも読み直した時におかしい表現や過激な発言があれば、修正している。 

ポセイドンの涙.jpg 書籍名『ポセイドンの涙』
著 者:安東 能明(あんどう よしあき)
発行所:株式会社幻冬舎
発 行:2005年7月10日初刊発行
定 価:1,800円(税別)
頁 数:縦一段組み384ページ

<ハードカバーの帯の作品紹介>

全長54000メートル 世界最大の青函トンネルが水没する
新進ファッションデザイナー・三上蓮は、少年の頃。 ある人間を殺して函館トンネルの内壁に塗りこめて隠した。これから25年、 パリの一線で活躍する彼のもとに、突如<函館に戻ってきなさい>という 脅迫状が送りつけられる。帰郷した彼をまっていたのは--------。

いき詰まるサスペンス、切なすぎるラブストリー、 海下240メートルで繰り広げられるアクション・シーン!

トンネル工事の村で育った3人の子供たちが、 25年ぶりに北の大地で再会した。そして今、 無謀な国家プロジェクトに翻弄された人々の哀楽の物語が再び始まる------。

三上連は函館で華々しく展示会を開くが、会場で思わぬ人物を見つける。 根元由貴。彼女は、蓮がトンネル内で殺した男の娘だった。 脅迫状を送ってきたのは由貴なのか・・・。 そしてもう一人、殺人現場に居合わせた幼馴染み・江原正人も姿を現す。


それぞれ3人が打ち明けられない秘密を持っていた。 衝撃のラストが待っているミステリー長編、 ホラーサスペンス大賞受賞作家の本領発揮!!

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