神永 学(かみなが まなぶ)『タイム・ラッシュ』、神永 学(かみなが まなぶ)『タイム・ラッシュ』その2(結末)の続編の紹介となる。大分読書の紹介が遅れているが、安東能明『ポセイドンの涙』その2の今年8月以来の紹介となる。実際は、この間数十冊のハードカバーの書籍を読んではいたのだが、以前も掲載したように、IT関係と読書関係のテーマ掲載は中々時間がかかる為、掲載がどうしても遅くなる。この辺は人によると思うが、日記や雑記等とは異なり、IT分野であれば検証するのに時間がかかるし、読書関連であれば、まとめるのに気を使うからである。
著 者:神永 学(かみなが まなぶ)
発行年:2009年4月20日初版発行
発行所:株式会社 新潮社
価 格:1,200円(税別) 縦1段組み389ページ
<ハードカバー帯の紹介> イケメン探偵・超能力美少女・勝気な女探偵の最強トリオ。人気絶頂シリーズ第二弾!
死の悪夢が連続狙撃事件に繋がっていく。
やつを救えるのは俺だけだ!
「もう。だから、私は反対だったのよ」公香が口を尖らせた。 「どういう意味だよ」 「どうもこうもないわ。志乃チャンが人が死ぬ夢を見る度に、それを助け回るつもり?命がいくらあっても足りないわ」 「あいつだって、好きで夢をみているわけじゃない」 「分かっているわよ。でもね・・・」 公香が途中で言葉を止め、バツが悪そうに視線を逸らして腕組みをした。
見ると、志乃がコーヒーカップを持って戻ってきていた。 「ごめんなさい。あたしのせいで・・・・・・」 志乃が掠れた声で言いながらコーヒーカップを公香の前に置いた。 「志乃が悪いわけじゃねぇよ」 真田は、志乃の肩に手を載せた。 ---- 本文より
死神も呆れる規格外の男が突っ走る!
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<著者紹介> 神永 学(かみなが まなぶ) 神永 学(かみなが まなぶ)『タイム・ラッシュ』を参照の事。今回は省略するほど既に著名な方と思われる。『心霊探偵 八雲』が余りにも著名
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《主要登場人物》
真田省吾---無鉄砲で快活な青年探偵。22歳
中西志乃---殺人を夢で予見し、探偵助手を務める車椅子の令嬢。19歳
山縣-------探偵事務所<ファミリー調査サービス>の所長で元警視庁防犯部の刑事
池田公香---頭も口も達者な20代後半の女探偵
柴崎功治---新宿署・組織犯罪対策課の刑事で、山縣の元部下
櫻井亜沙美-警視庁刑事部捜査一課のキャリア
鳥居奈々---立て篭もり事件で母を亡くした少女 ※上記二人が、前回より新規登場
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病院がテロリストに占拠され、男の所属する警視庁警備部警備第一課特殊急襲部隊、通称SATが出撃した。SATは、犯人を狙撃する体制を取るが、犯人は、投降する姿勢と爆弾は偽者と話し、機動隊が侵入する事になるが、犯人が爆弾の起爆スイッチを押す事で病院は轟音に包まれた。
中西志乃は、夢の中で、狙撃犯が、人を殺す夢を見る。結果、省吾が警察につかまって、山縣により釈放されるが、その山縣が追っていた事件に関する犯人が、警察署の目の前の移送の途中で、射殺される事になる。
狙撃とはどういう意味を持つのか?復讐とは?自爆という状況になったときにどういうことになるのか、一回読んでみたい作品です。
あえて、今回は詳細は掲載しません。
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