円安が韓国経済に及ぼす影響

今日は、久しぶりに会社を休むことにした。もちろん前日に部門の皆には言ってある。皆が働いている時に休むのはなかなか気分が良い。しかし、かなり遅くまで寝坊して、起きて朝昼兼用で自分で料理して昼飯を食べた。

さて、最近の円安と株高だが、個人的には、大変助かっている。と言うか私も奥様もこれで大分儲かった。特に、外貨預金・外貨定期そして投資信託が軒並み儲けた事になりそうだ。先週の週末に奥様は米ドルを一気に処分した。更に定期の中国元も解約して、売却した。金利より為替益を取った形だ。そして豪ドル。これはまだ上がると見て、且つ金利が2.0％なので、これだけ保持することにしたようだ。

これは今の所正解のようだ。私は既にユーロは処分したが、まだ米ドルは保持している。そしてタイミングを見ているが、どうもまだつかめないでいる。この辺は私より奥様が素早い。

さて、この為替。つまり円安だが、全く気にもとめなかった、おとなり韓国の記事を幾つか発見した。

私は現在じぶん銀行と住信SBIネット銀行を使っている。この二つで扱える外貨は、米ドル、ユーロ、豪ドル、ニュージーランドドル、カナダドル、英ポンド、スイスフラン、香港ドル、南アランド、中国元と幅広い。がおとなり韓国ウオンは扱っていない。従って私の頭のなかでは、この韓国ウオンはそのウオッチングの対象ではなかった。

先日じぶん銀行から、メールが届いた。新しい外貨の取引開始の案内だった。何とブラジルレアル、韓国ウオン、南アフリカランド、ニュージーランドドルの4通貨を始めるとの事。特にブラジルレアルと韓国ウオンとはこれまた珍しい。と言う事で韓国ウオンも私の興味の対象となった。

それでネットで興味ある記事を見つけたと言う事になる。

中央日報の記事によると韓国の昨年の経常収支４３２億５０００万ドル、過去最大 | Joongang Ilbo | 中央日報となったようだ。つまり家電や車等輸出産業が落ち込む日本とは逆に、韓国は全盛を極めている。但し、一部の企業に富が集中しており、恐ろしい格差社会が進んでいるとも聞こえてきているが・・・。

しかし、衆議院解散から自民党の安倍内閣登場までの中で、急激に進んだ円安は、今度は、円安の襲撃…韓国の日本人観光客が急減（１）、「韓国、円安に対応しなければまた金融危機」（１）、ドル安より恐ろしい“円安空襲”…韓国の２０業種のうち１７業種で利益減少と、韓国経済に恐ろしいほどの影響を及ぼすようだ。

リーマン・ショック以降、日本だけが、一国円高となっていた。結果それだけではないが、資源の乏しい日本の輸出立国としての基幹産業自動車や家電で、苦戦していた。特にトヨタやPanasonic、Sony、Sharpとそうそうたる大企業が見る目も無いぐらい危機に立たされている。その競争相手の最大たる国が韓国だった。自動車や液晶TV、パソコン、タブレット、スマホなど完成品としての日本のメーカーの顔がなくなっていた。

しかし、今度はこの円安がおそらく、あらゆる日本の輸出企業への企業力回復となる。当社でも、H24年度の残り予算達成までもう残り少ないが、10円の円安だけで、簡単に達成しそうな勢いだ。

そして、この円安が韓国経済に与える影響はどうも日本人が考える以上となりそうだ（もっとも、誰も韓国経済の事など日本人は考えていないだろうが・・・）。もちろん今後このまま円安が続くかどうかは分からない。

それにしても、「韓国観光公社によると、昨年９月に約３０万人だった日本人入国者は１２月に約２２万人に急減した」との事。これも凄まじい。日本の観光産業が、中国人観光客に依存しており、一昨年の大震災と昨年の尖閣諸島問題で、大打撃を受けた。

韓国の日本人観光客。単月で３０万人だったとは凄い。余りにも近いおとなりの外国。近年続いていた日本の韓国ブーム。竹島問題が起きても、日本人観光客に依存していた韓国。いや日本人観光客だけではない。日本に依存していたのだろう。全てにおいて。日本のコピーから。

韓国好きな方には申し訳ないが、このまま、もう少し円安が続き、日本が潤って欲しいと思う。消費増税の前に・・・。韓国が厳しい状況を迎える前に・・・。