社会不安障害:SAD、ボランティアとセカンドライフ

SADで会社を休職したが、一年で復帰し、無事定年を務めて、その後の生活とボランティアについて気ままに掲載中

これ以上無駄な税金を使うべからずと思うが(道路、ダム、空港に)・・・

2008-05-06 10:36:43 | 日記

ガソリン税の上乗せ法案(ガソリン税の暫定税率法案)の衆院再議決を受けて朝日新聞が調査したデータ(4月30日夜~5月1日夜にかけて実施した全国緊急世論調査)によると、上乗せの復活に「賛成」は22%、「反対」は66%だった。福田内閣の支持率は20%。不支持率は59%。政党支持率で自民は24%、民主28%。

つまり、何が言いたいかと言うと民意無き暴走を自民党と公明党が、官僚一体で行なっている事になる。自民は、結局このガソリンの暫定税率法案が地方含めた、各都市の税収として必要であり、それによる、天下りと、談合、賄賂の利権を国交省と共に残したいのだろう。

福田首相が国民の理解を求めるよう努力する等の発言や、民主党との話し合いもする等口だけの会見で結局、強行採決で、成立させてしまうのはなぜなのか?反対が66%実際は、これ以上と思われるが、なぜ民意を無視してでも実行するのか?この裏に隠された物は何なのか?いくら民主主義とは言え、政党政治での数の暴力は問題があるのではないか?

あくまで個人的な意見として、問題なのは、国家・地方公務員である様な気がする。全ての人がそうではないが、民間とは意識が明らかに間違っていると認識せざるを得ない。

京都の不祥事(勤務中に抜け出しパチンコ、勤務してもいないのに何年も勤務したかの様な給与支払い)、大阪市の不祥事(プール金問題、実は当市でも発覚し、教育長と課長が首)等考えると、以前橋下知事に噛み付いた女性職員のTVが流れていたが、余りにもレベルが低いし、競争なき世界で仕事して且つ利権争いばかりして来た公務員にこそ問題があるのではないかと思う。

歴史学者でも政治学者でもないが、私の考えでは、明治維新に大久保利通が目指した政治は、結局政治家主導ではなく、官僚主導の政治を選んだ事にあると思われる。つまり政治家にそこまでの能力や知識・実力がない為、官僚がその方針を示す形を取った事が始まりであり、これが結果今でも続いているのではないかと考えている。

さて話は変わるが、知事選で大規模プロジェクトに莫大な税金を投資する、止める等がその大きな焦点となり、選挙の結果、否定派の知事誕生で、そのプロジェクトが廃止される事になる例が生まれている
※滋賀県の新幹線の新駅の是非と問う選挙 -> 結局は不要となった(間違っていたら何方かコメント下さい)。

問題は、新幹線の駅ぐらいなら良いが、空港となると更に問題である
 1)茨城県の百里飛行場「茨城空港に決定:自衛隊基地の百里飛行場を民間共用化する新空港」。06年度までに予算化されたのは約80億円。
   今後、07―09年度の3年間に毎年度50億円規模の予算を獲得する必要があるとの事。 -> 事業が成り立つはずが無いと思うがなぜ、だれが推進しているのか?

 2)神戸空港も、強制開港したが、維持できるのか?なぜ伊丹空港もあり、関空もあるのに神戸空港が必要だったのか?
   兵庫県の人からすると、空港が欲しかったのかもしれないが、要望や夢と事業とは別であり、結果自県の税金が使われるだけであると思う。

 3)静岡空港見えぬ成算「朝日新聞より」。’09年3月開港の静岡空港(愛称・富士山静岡空港)の建設が進んでいるとの事。
   上記1)もひどいが、これもひどい。採算が合うはずがないのに誰が推進しようとしているのか?物価も上昇のおり、更に血税を使おうとするのか?

  ※国交省と静岡県の政治家と県政と言う事になるが、結果は見るまでもない。赤字垂れ流しとなるのが、計算しなくとも分かろうと言う物だが、なぜ関係者は事業が成り立つ計画(絵空事)を作って、県民を騙してまで作ろうとするのか?利権争いか?つまりこれも賄賂や談合の温床にしかならない。一時的に儲かるのはその建設に携わる建設会社とその後の運営会社で、確かにそれらの会社が利益を上げるのは間違いないが、最後は県民が税金で補うしかないと思うが・・・。 採算は成り立たないと思うが、それでも必要の強行論で実行されるのか?

モット怖い話は、止まらぬダム計画である。無駄な道路建設を止めようと言う議論が、今回のガソリンの暫定税率法案で盛り上がっているが、モット恐ろしい事が、続けられている。以下は現在計画中のダム計画の一部である。国交省の計画中のダムはまだ155ある。(この記事のデータも朝日新聞から抜粋)

サンルダム(北海道) 530億円(総事業費) 66年調査開始
八ツ場ダム(群馬) 4600億円 52年
丹生ダム(滋賀) 1100億円 68年
大戸川ダム(滋賀) 1000億円 68年
山鳥坂ダム(愛媛) 850億円 82年
川辺川ダム(熊本) 2650億円

66年

徳山ダム(岐阜) 3500億円 57年
設楽ダム(愛知) 2070億円 62年
川上ダム(三重) 1220億円 67年


これをどう理解したらよいのだろう。今更ダムがなぜ必要なのか?上記事業費を見ると、以下に無駄に税金を使っているか分かると思うのだが・・・。

公務員は、お金を使う事を、仕事と考えてはいないか???今の公務員を切捨てでも改革が必要と思うが・・・。これは政治家の使命でもあると思うのだが、なぜこれらがゆるされるのか?

不要な物を、なぜ作るのか?事業性がない物をなぜやるのか?

別に利益主義に走れとは言わないが、必要な物は必要であり、上記の飛行場やダム建設より、今となってはやる事が沢山あるのではないか?
緊急医療体制、教育問題、食の安全、人口減少への歯止め等、くだらない不必要な一見カッコよさそうな物に税金を使うのなら死活問題の方を優先すべきと考えるが・・・。

本当に必要で、採算がとれるなら、ダムも道路も空港も作ればよいと思うが、毎回でてくる計画は、公務員・政治家・関係者の机上の空論(良い所取り)であり、見通し通り行った試しがないと思うのは私だけだろうか?

※結局、政治家を選ぶ我々が、ダメなのだろうと言う事、つまり選んだ我々に戻って来る事になる。更なる格差社会の広がりである。 
 最も資本主義は、お金持ちが儲かる用にはなっているが、貧乏人はいつまでたっても儲けられない(運がよければ別だが・・・)様になっており、巷のインターネットや書籍でいかにも簡単に儲かる類の情報が流れているが、すべて誇張されたウソであり、皆が儲かるのなら、苦労する事はない。あくまでもゼロサム社会(誰かが儲かれば、誰かが損をする社会。つまりプラスマイナス0の社会)である。


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