社会不安障害:SAD、ボランティアとセカンドライフ

SADで会社を休職したが、一年で復帰し、無事定年を務めて、その後の生活とボランティアについて気ままに掲載中

親父の嫁さん(つまりお義母さん)は、家事が苦手だった(と言うか全く何もできなかった)

2013-02-10 20:59:51 | 家電製品

私の母親は、私が高校3年になる春休みに病気で亡くなった。その後、姉が親父の元に戻り、親父の世話をしていた。が、私が大学の時に親父は再婚した。姉に気を使ってなのかその辺は親の事情もあるだろうし、深くは考えた事はない。姉に言わせると、お見合いで、紹介された新しい母親となる方とのデートに、まるで若い時の様にうきうき・いそいそと出かけていったとの事。

私の実の母親は、実はお世辞にも、料理や裁縫や掃除がうまいとは言えなかった。おそらくこれらの母親の能力が一番でる所は実は小学校、前つまり保育園や幼稚園だと思う。昼食の弁当や、学芸会等の服装などに母親の能力が一番影響された。普通の女性の能力。と勝手に言わさせてもらうと女性には失礼だが、料理や裁縫や掃除。当たり前にこれらをこなす女性はやはり凄いと思う。

私の母親は実は、これらはあまり得意ではなかった。しかし学力は大変高かった。文章力もすごかった。達筆だった。そうものすごく字が綺麗だった。小説等も書いていた。学校の先生だった。政治や経済にも強かった。そしてショッチュウ親父と喧嘩していた。今でも強烈に印象に残っている。私を産んで、大切に育ててくれたお母さん。

再婚した親父の嫁さん。つまり私たちの新しいお母さん。義理の母親。この方もまた高学歴だった。と言っても大した事はない(申し訳ありません。お義母さん)。親父よりかなり若い。そう惚れたのはどうも親父の方らしい。細身で、身長も実は親父より高かった。

私達兄弟は、親父の再婚に対して色々あったが、結果それを拒否する程ではなかった。がそれは一方で、既に私も含んで、自立していたからだ。従って、親父達夫婦と一緒に住んだ事はない。

この一緒に住んだ事がない事が、新しいお義母さんの家事能力を知る事を遅らせた。と言うか、自分達が生活する事が最優先で、親の事に注力する事はなかったと言うのが実情だ。親父の家庭をどうこうする権利も子どもたちにもなかった。

自分の子どもたちが、卒業して、自立し始め、私達夫婦にも余裕が出て来た。そして奥様と田舎に帰る度に、???と思うようになった。

前回も、奥様と二泊三日で、私の実家の鹿児島に帰った。晩飯には、寿司と私の好物の鳥刺しが用意されていた。もちろん焼酎も・・・。だが、これだけだった。サラダや他の惣菜等一切なし。シンプル???

風呂に入り、寝床の和室で、デカイ蜘蛛の死骸を発見。ウーンこれは凄い。なんか畳がザラザラする???

翌日、市内へ外出。その途中のレストランで昼食。そして、今日どうするか?の質問がお義母さんからあった。つまり今日はこれから何処に行って何処にとまるのか?と言いたかったらしい。そう今晩の晩飯の事や止まる世話をするのがどうも面倒だったようだ。すぐに市内のホテルに電話して、予約した。その日はもう実家を後にした。

その後、毎年、5月(母の日に)電子レンジでチンすればすぐ料理できる食品やお湯を入れればできる食品等を取り揃えて送っている。帰る度に10万円~20万円渡して、冷蔵庫や掃除機或いは電子レンジを買うように言っている。口で明確に言うと親父達夫婦の内政干渉になるので、これは直接言うことはできない。たとえ子供であっても・・・。そうあくまで夫婦の問題だ。

そう新しいお義母さんは、私の実の御母さんより更に、家事が不得意だった。それはもう不得意と言うレベルではない。家事が嫌いと言うレベルでもない。と言うかそのレベルを超えている。家事の基本。料理・洗濯・掃除。そうこれが全部できなかったようだ。親父と結婚して凄まじい時間があったはずだが、それはかわらなかったようだ。

しかし、親父にできなかった事が一つできた。

私の鹿児島の田舎は、大変不便だ。バス等の路線がなく、交通手段がない。そして家の近くにはもちろんスーパーや雑貨店・衣服店等もない。私が小さい時は、バスが朝だけ運行されていたが、それも、中学の時にはなくなった。自転車で通学した。

親父は原付バイクで通勤していたが、車の必要性は感じていたらしく、車の免許取得に何回かトライした様だ。しかし結果運転免許を習得する事はできなかった。昔は今みたいに実技を普通免許教習所で習うシステムがなかったからだ。学校の校庭で練習しては実技を受けたが・・・。

新しいお義母さんは、親父に言われて、車の教習所へ行き、そして普通免許を取得した。そして親父が車を買って、お義母さんは運転手となった。車はマニュアルシフトだ。そして今でもお義母さんはマニュアルシフト車だ。

政治・経済も詳しい。世の中の情勢も良く知っている。但し、それが何を意味するかは単なる知ったかぶりに過ぎないが・・・。金の計算も凄い。年金等も詳しい。

が、家事はできない。恐ろしい程・・・。

流石に最近は、親父のからだが心配だ。私より私の奥様が心配している。と言う事で、今年一回田舎に帰る事にした。

が、さて、家に帰ると何処に泊まるか?自分の実家に帰るのに、泊まれるのを心配するのも不思議だが、心配する事にした。料理は好きな物をスーパーで買えば済むので、問題は泊まる所だ。掃除だ。おそらく掃除をもう何年もしていないのではないだろうか?ウーンと考えていたら、ふと頭に浮かんだのが、iRobotルンバだった。

田舎に帰るついでに、このiRobotルンバを購入して帰ろうと思い立った。


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