社会不安障害:SAD、ボランティアとセカンドライフ

SADで会社を休職したが、一年で復帰し、無事定年を務めて、その後の生活とボランティアについて気ままに掲載中

衆議院選挙と官僚

2009-09-02 07:49:53 | 日記

自民党のパンフレット今度の衆議院選挙(当家に贈られて来た同じ候補者からの3枚のはがき)衆議院議員選挙と最高裁裁判官の国民審査についてで今回の衆議院選挙の話題を掲載しているが、既にTVや新聞で結果が出ているのでその事に関しては余り触れたくはないが、会社でも月曜日にはこの選挙の話で持ちきりだった。

つまり、民主党が勝つとは誰もが予想してはいたが、まさかここまで大差の圧勝となるとは誰も思わなかったらしい。一方で落選された自民党の大物議員の方の名前が出てくるとエーと言うか、落ちるのが分かっていながら出馬したのか?元首相ながらまだ出馬していたのか?等様々な意見が出ていた。何れにしても予想外の自民と公明の大敗だった。

公明党に関しては党の代表が落選する等今までは考えられない事だったが、創価学会を基盤とした公明党の組織力も、投票率が上った時にその組織力が弱くなる事を如実に証明した形となったと考える。

自民と民主に関しては、あまり言う事がない。新聞やTVが色々な論評を展開しているので、ジャーナリズム(ジャーナリスト?)に任せておこう。

今回の選挙の結果が意味する最大のポイントは、政権を国民の力で変えられる事を始めて、示した事であり、その権利を国民が持っており、それを行使すれば、実行できると言う事に尽きると考える。ジャーナリストの方が、「民主党の指導力や経験がない事等課題が多い」等色々な意見が掲載されているが、民主党の本質つまり元はどこ?鳩山代表、菅代表代行、小沢氏等幹部の方々は元は何れも自民党ではないか?しかも何れも閣僚や党の重要な役を経験済みの方々ではないか? 言いたいのは、基本は民主党と言う自民党と全く違う政党が政権を担うかの様でマスコミが騒いでいるが、本質はそれ程変わらないと言う事である。

さて、今回で一番掲載したかったのは、下記の2点だ。

  1. 今回の選挙の記録
  2. 官僚の先走りと混乱

1については、朝日新聞の記事からの抜粋で掲載させてもらいます。

  1. 民主党の獲得議席数:308議席(過去最高は1986年の自民の300)
  2. 議席占有率:民主64.2%(過去最高1960年の自民63.4%)
  3. 比例区得票:民主2984万票(過去最高2005年の自民2589マン票)
  4. 女性の当選:54人(過去最高は郵政民営化の43人)
  5. 民主党の当選率:93.3% -> これは異常な記録と思う。
  6. 選挙区得票最高:鳩山幸夫氏20万1461票 -> これも異常な数字と考える。 過去最高は小泉純一郎氏19万7037票だが、小泉氏の出馬は神奈川であり、鳩山氏は北海道である事を考えると、この記録は凄いの一言。
  7. 選挙区空白都道府県:自民党13 -> これは過去最低の数字。
  8. 新人当選最高:158人
  9. 前議員落選数最高:185人
  10. 元職還り咲き最高:56人
  11. 世襲当選最低:75人

さて問題の上記2の官僚の先走りの話である。

民主党が中止公約をしているダム(つまり時代に合わない大型事業は見直す。しかも地元も反対している)、八ツ場ダム(群馬県)と川辺川ダム(熊本県)を建設する為の予算210.5億円を2010年度予算の概算要求に国土交通省が盛り込んだと8月31日では新聞に掲載されていた。体制が激変する中、選挙の翌日でしかも政権が変わる事が明らかになった時点で上記を実施する官僚の考え方が分からない。だから自民が敗れたとの認識を官僚が持っていない事の証明かもしれない。

と思っていたら、翌日つまり9月1日の新聞には、「八ツ場ダム入札凍結へ」との国交省次官の新大臣に従うとの記事が掲載されていた。まったくあきれて物を言う気がしない。官僚政治の破壊をする事ができるかが、最大の課題となるには間違いない。しかし、これは国の制度の変革と政治家の能力を天秤に掛けているのであり、痛みではなく、政治家の資質が問われる時代となったと言う事だと考える。

つまり、政治家自身が、猛烈に勉強し政治・経済も知り、ネゴも出来る事、斬新なアイディアと実行力を持つことが問われると言う事になる。しかも公平と平等と言う中で・・・?これが民主党に出来るか?最大の課題ではあるが、情熱を持ってやって欲しい。官僚は頼るのではなく、うまく使えば良いと私的には思うが・・・。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿