社会不安障害:SAD、ボランティアとセカンドライフ

SADで会社を休職したが、一年で復帰し、無事定年を務めて、その後の生活とボランティアについて気ままに掲載中

日本語教室ボランティア(一人の若い中国人)

2007-10-04 20:35:51 | 日本語教室ボランティア

木曜日の午前中(10:30~12:00)は、日本語教室がボランティアにより運営・開催されており、時折私も参加するようにしている。常時ではなく時折としたのは、木曜午前中に来れる外国人の方は、限られており、学生でもなく社会人(働いている人)でもない人となり、必然的に専業主婦(子供と言うより赤ちゃんや幼児付き)の方が多くなる。別に女性の方を教えるのに、如何こうあるわけではないし、実際に日本に着たばかりの方を教える事が多いが、最近ボランティア講師の方も増え、木曜日の午前中は講師が余る事も多いから、ヘルプがあれば行くようにしている。

今日は、昨日病院めぐりでサックスを吹きに行っていないので、午前中に練習に行こうかと思っていたところ、ヘルプの電話がかかってきた。ボランティアの人の数が少ないので、来てもらえないかとの事。
行ってみると8月から来ていないが、日本に来たばかりで殆ど日本語の話せない(もちろん聞けない)中国人兄妹の兄の方が来ていた。妹の方は、日本語の覚えも早く、おそらく中学校に行っている事から殆どこの日本語教室に来なくても日本語の取得が進んでいるのだろうと勝手に思った。

さて、問題は16歳か17歳の彼(何のために、どのような理由で日本に来たのか知らないが:あえて関知しないようにしている)が、どうも今週から働き始めたとの事。何の仕事かわからない(まだ日本語でコミュニケーションできないし、私の中国語も昔は別として最近さび付いており、分からない)。学習の記録台帳を見ると8月までしか来ていない。案の定、曜日や今日、昨日、明日等の初歩的なところから教え始めると、どうもおかしい。既に日本で4ヶ月は立っているはずなので、それなりには勉強できているだろうと思ったが、発音や何回同じ事をたどたどしい中国語を交えながら教えても、どうも理解がおかしい。結局平がなの「あいうえお~」数字の「1~10」までの読み方、音読を再度教える事となった。それと簡単な挨拶等も再度復習させた。同じ質問と読み方を何回も何回も。。。

彼も疲れたと思うが私も疲れた。最後やっと「今日は何曜日ですか」と何十回目かの質問で「木曜日です」との返事をしてくれ、ホットして、とりあえず今日は時間より10分早めに終了させた。

仕事を始めたとのことだか、日本人との会話が全くできない中で大丈夫かなと思う次第である。明日も来れるかと質問するもこれも、質問その物が日本語でしても分からず、私の方も中国語のフレーズがすぐでて来なくて、中国語の単語を並べてやっと理解してもらえ、とりあえず来るらしい。もし来るようであれば、再度今日の繰り返しをやるしかないなと思う次第です。

※来るかどうかは全く推定できないし、当日本語教室では強制もしない方針なので、本当は宿題も出して(実は今日書いたメモは渡して、家で勉強しろと行ったが。。。)、次回確認と繰り返しながら進めれば、確実に覚えられるのにと思いながらも、さて明日、彼は来るでしょうか???
実は、個人的にも日本に来日した多くの外国人(特に若い中国人と台湾人)を見てきたが、彼らの日本語習得能力と意欲はすさまじくアットいうまに日本語を習得してしまう。実際、彼の妹の方はおそらくそうなっていると予想できるが、彼の行く末が心配である。

 


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