社会不安障害:SAD、ボランティアとセカンドライフ

SADで会社を休職したが、一年で復帰し、無事定年を務めて、その後の生活とボランティアについて気ままに掲載中

菅谷信一『あなたが先に儲けなさい』

2013-01-12 11:53:06 | 会社の仕事

実用書の中では、久しぶりに推薦できる書籍だ。かなり偏っているが、それでもこの書籍は日本の中小企業の経営者の参考となる書籍だ。あまたあるIT関連のコンサルタントの部類とは相当違う。ある意味、商売の基本が抑えられていると思う。

しかし本当は、この手の本を大手企業の方に読んで欲しい。と痛切に感じた。

この本の中に、非常に大切な事が書かれているからだ。それは、大手企業で仕事をする上でも非常に大切な事だ。それを中小企業で行うには、かなり無理があると思うが、実際にそれをこの実例では実践されていると言う素晴らしい事実が掲載されている。

「出世払いコンサルタント」が贈る三つのプレゼント

  1. ひとつ目は「無料で実践可能な即効性のある技術・知識をプレゼントする」

    中小企業のインターネット活用について世の中に出回っている情報は、玉石混交で素人には、何が有効で効果的なのかを判断することはきわめてむずかしい。

    基本的なマーケティングの知識なども含めて、理論に偏らずに、無料で実践可能なノウハウを提供する事を、私はまず心がけています。
  2. ふたつ目は、「折れない心にするための励ましをプレゼントする」
  3. 三つ目は「ビジョンをプレゼントする」

    「何のために経営をしているのか」
    「何のために今、一生懸命、その戦術を実践しているのか」

三つのプレゼント。として、著者のボクシング経験からの

「パンチはこうやって出すんだよ。相手のパンチはこうやってよけるんだよ」(技術・知識の付与)
「今日は五ラウンド、頑張ってサンドバックを叩いてみよう」(精神的な叱咤激励)
「実力をつけて、来年にはタイトルマッチに出場できるようになろう。いつかは世界チャンピョンになろう」(ビジョンの明確化)

が掲載されていた。どれも重要だ。

一番は最初のひとつ目だ。これをコンサルを受けただけで実行できると言うのは凄い。無料でインターネットを活用し、且つ集客効果が高い具体例としてYoutubeやアメーバブログへの投稿を指定し、それを実際できるのは、基本的な実力と言うか仕事力は既にあったと言う事になる。既に自分がやるべき仕事を選び、それをやる事の修行を積んだと言う事に。

ここまで、今の若い人ができていれば、素晴らしい。そしておのずと2と3は出てくるのかも知れない。

いや肝心の3は中小企業どころか大企業でさえも、描けない所かも知れない。目指すターゲットを決めて、その中で目指す自分達の位置づけを決める事は・・・。それこそ、これができたら素晴らしい。

でも、この書籍の中で掲載されているように、この目標。と言うか夢は人それぞれなので、小さな目標でも良いと思う。そう自分が先に進めるビジョンなら。そのビジョンの一例と言うか案を示してくれているのが、この本の著者と言う気がする。そう本来は生きる為に、自分のビジョンがいるのだが・・・。

そう言う意味では、むしろ3番目のビジョンが一番大切な事かも知れない。自分は何の為に、この仕事をするのか?

CCF20130111_00000 著者:菅谷信一
書籍:あなたが先に儲けなさい
発行:2012年9月9日
発行人:佐藤有美
発行所:株式会社経済界
定価:本体1,300円+税
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