社会不安障害:SAD、ボランティアとセカンドライフ

SADで会社を休職したが、一年で復帰し、無事定年を務めて、その後の生活とボランティアについて気ままに掲載中

初めてのフルートアンサンブル(その1)

2016-11-06 20:51:20 | 趣味(楽器、音楽)

フルートを習い始めて、今年で2年目となる。そして、2回目のフルート発表会、またもや失敗だらけと落胆したが、自分で思っていたよりは、まともに演奏できるようにはなったようだ。しかしその後の敬老会でのフルート演奏では、間違いなく、失敗してしまった。この時の失敗に懲りて、当分はこの手の演奏には参加しない予定だったが、フルートの先生の依頼でまた参加してしまった。しかも参加費が10,260円もするのに。

 

その発表会だが、大東楽器主催の『Wind Instruments Live 2016』。今週の木曜日11月3日に守口市文化センターのエナジーホールで開催された。この発表会はソロではなく、全てグループ参加だった。今まではソロでしかフルートを吹いた事がなかった為、ちょうど良い経験だと、このアンサンブルも楽しみにしていた。曲は『ラ・ラ・ルー』で、私はセカンドのパートを受け持った。当初はファーストのメロデーを受け持つ予定だったが、参加するメンバーの構成が変った事で、セカンドに変更となった。最終的にグループメンバーは私を含めて6人。メロデーを受け持つファーストを、吹奏楽をやっている高校生と何んとフルートを習い始めてまだ一年未満の小学1年生。そしてセカンドは、私と今年4月からフルートを習い始めた若い女性。サードは、同じくフルートを習い始めて一年未満の若い女性と男性の二人。

 

発表を待つ間、他のメンバーが緊張する中、私は適度な緊張を感じながら、マア―失敗しても、アンサンブルだから、大丈夫。失敗しても、下手に吹くより、エアー(吹いている真似)フルートの様に吹かない方が、他の人に迷惑をかけないぐらいに思いながら、初めての経験を楽しもうと思っていた。

 

そして一発勝負の本番。また予想しなかった事が起きた。先生とのアンサンブル練習で一回だけ経験した現象。先生の音と完全に合った時に、自分の吹いている音が消えた。

事前のリハーサルや、本番前の練習でも、発生しなかった現象。6人の立つ位置が、微妙に異なった。全て、正面に向かって、半円に立って演奏していた。練習する場所が、狭かった事もあるが……

左から、サードの二人、真ん中にセカンド。右がファーストの二人。

本番のエナジーホール。広い為、完全に横一線に並んだ。私の直ぐ横は同じセカンドの女性。先生に先日聞いた話では、彼女の音は安定しているとの事。

 

本番が始まった途端、私はまたショックを受けた。自分の吹いているフルートの音が全く聞こえない。音ができない?一瞬あせる、唇を少しずらして、音を出そうとするが???そしてこの焦りがまた途中で演奏を間違えさせた。

途中をスキップして、再度途中で合わせる。しかし音がまた出ない。いや出ているはずだが、音が聞こえない。そしてあっと言う間に終わりに……。

終わりだけ、ファーストの高校生の方を見て、終わり方だけを合わせた。

 

また全く演奏を楽しむ事が出来なかった。そして、今までの練習は何だったのだろうか?と自分一人だけ落ち込んでしまった。演奏後のインタビューには「少し緊張しましたが、大変貴重な経験をさせてもらいました」と挨拶した。

全く演奏を楽しむ事はできなかった。そして自分の演奏に対してまた、全く満足すること今回も終わってしまった。

 

会場で見ていた、奥様に「どうだった」と聞くと、「写真を撮るのが忙しくて、余り良く分からなかったけど、変な音はでていなかったよ。」との答え。今までの発表会では全て、動画を撮影して、それで直ぐ確認できたが、今回はそれもできそうにない。写真なんかどうでも良かったのに…と言うのも…

 

先生にも今回は敢て何も聞かなかった。先生が他のメンバーのフォローをしていた事もあった為。まさか、今回の落ちも予想できなかった。自分の演奏がどうだったのか?主催社の撮影したDVDを購入して自分で再度確認するしかない。

マア―でも、今回のコンサートホール、436席でのアンサンブルとは言え発表と言う経験はまた貴重な体験となったのは間違いない。少し慣れてきたのか、緊張はしたが、手が震える事はなかった。音は聞こえなかったが、手は動き、もちろん間違った所も認識でき、スキップして次の所から合わせた……音は出ていたが、私が聞こえなかっただけと期待したい。まさか?音が聞こえなかったのではなく、全く音が出ていなかった事ではないように……


最新の画像もっと見る

コメントを投稿