社会不安障害:SAD、ボランティアとセカンドライフ

SADで会社を休職したが、一年で復帰し、無事定年を務めて、その後の生活とボランティアについて気ままに掲載中

円高、株安、超低金利の意味する所は!

2008-12-22 11:04:16 | 日記

当社の株価も、今年最高値の1/3の値段まで下落しており、逆に私的には買い時と思っているが、月給とボーナスで定額を、持ち株会で運用する様にしている為、ドルコスト平均法に基づく形で推移する形となるのだろう。つまり、損も得も余りしない事になる。気長に考える事にしている。

昨今のアメリカのサブプライムローンとリーマンブラザーズの影響は、世界恐慌を生み、世界中で円高だけが進む結果となっており、これの意味する所を考えてみたい。 円高は、別に悪い事ではなく、国力を示す物でもある。従って、ガソリンの値段12月21日101円で掲載した様に輸入品では利益をもたらす事になるし、輸出でも原材料費を、円高をうまく活用して生産する事を考えれば、本当は利益が還元されるはずであるが、実際はそう簡単ではない。

つまり、完全な輸入産業は、有利に働くが、製造業はそれを余り生かせない事になっている。この辺は当社、当部問だけでなく天下のトヨタ、Panasonic、SONY等のそうそうたる一流企業でも大変な減益を公表している事からも明らかである。

まだ唯一の救いは、減益つまり年初の予算に対して、下方修正を発表しているだけにすぎない。つまり、赤字ではなく利益が十分かどうかは別にして、出ている事である。これが米国の自動車会社ビッグ3との対比ではないかと個人的には思う。

とは行っても、来年度は更に厳しい状況にさらされる事になるのは間違いない。全ての業種で危機感が叫ばれると考える。

唯一例外と思っていた任天堂でさえも、販売は好調でも円高で減益となる発表をしている。

最も円高還元セールとめいうって、デパート等でも、ブランド物の安価販売等行なわれており、特に海外旅行などでは、格安での旅行が可能となって来ており、今がチャンスかも知れない。低金利で言えば、住宅ローンを殆ど金利ゼロで組めるのはメリットでもあるが、これは自分の将来性・出世や、購入した不動産の右肩上がりが前提となっていた過去とはもちろん条件が異なるが、住宅に関しては嘘みたいに安くなったと感じる。私自身が家に対して払ってきた金額を考えると、1億ぐらいの損得を考慮しないといけないと考えるが・・・。

以上の現象から、何が考えられるかと言うと、働かずに貯蓄(年金も含めて)で生活されていた方には、かなりの打撃となるのは間違いない。つまり年金や株等の投資で儲けていた人の暮らしは先行きが危ない。つまり、円高、株安、海外の低金利政策により、手持ち資産が、どんどん減少(食いつぶす)するだけである。金利が高かった時代や不動産が右肩上がりの時代は、手持ち資産が新たな資産を生むが、現在は減るだけになる。

これも仕方のない事かも知れない。現在の若者の平均収入から推測するに、将来の年金の保証が全くなく、生きて行くのが精一杯の若者が多い(若者だけではなく高年齢層も含めて)事を考えると、自民党や民主党を含めて政治家と官僚の無策ぶりに閉口するばかりである。

数万円を、国民にばら撒いても、消費が改善するわけがないし、その先に消費税をあげる事を公言しているようでは、更に一般経済が停滞する事になると予想される。


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