WebメモサービスSimplenoteを試してみる事にした。と言っても最初に使用したのは、このWebメモサービスSimplenoteのWindowsクライアントアプリ(Windowsデイスクトップアプリケーション)ResophNotesだった。普通はWebサービスがメインで、それを補足支援する機能としてブラウザーなどのエクステンションやアドオンがある。が今回このResophNotesを先に試した。つまりオンラインにメモデータを保存する事ができれば、後は直接的に操作するのが、このResophNotesだったからだ。従ってこのソフトの使い勝手がメモサービスの評価となるだろうと解釈した。
ResophNotesの使い勝手(オフライン時)
※オフライン時と記載したのは、会社で試した時に結局Simplenoteと一回も接続に成功できなかった為、同期なしのスタンドアロンアプリとしての意味だ。
非常にシンプルだが、必要十分な機能を備えた究極のソフト。多くのアイデアプロセッサーやテキストエディター、付箋ソフト等を使ってきたが、私にとってこのソフトは究極のソフトかも知れない。むしろ不思議なのは、なぜこの様なソフトがなかったのだろうか。
1)画面構成:左にメモタイトルのリスト表示+右側にメモ内容表示の2ペイン構成
私には、このレイアウトが一番使いやすい。google chromeのエクステンションQuick Noteを使用してみて、圧倒的に便利だった。QuillやSpirngpadで使用されている、メモリストを選択するとメモ内容が表示され、その右上にPrev/Nextが表示される形式は余り使い勝手が良くない。
2)メモタイトルはメモの先頭行
基本的にこれが好きだ。Quick Noteもこれだ(少し違うが)
3)マルチタグ
メモの内容の上に付加するプルダウンメニューがあり、自由にタグを追加できる。タグでの表示制御も、タイトルメニューの上で、複数を指定できる為、タグを検索絞り込みに使うと言う意味ではこちらの方が、整理しやすい。他のWebサービス等の一般的な物では、登録されているタグが一覧表示されるのが多いが、この辺は、タグを何に使うかだろう。情報の絞り込みの視点からすると、このソフトの方が、表示領域が少なくてすむ為、大変シンプルながら、うまく使えると言う事だろう。
4)検索(日本語インクリメンタルサーチ)
英語ソフトながら、Springpadと異なり、日本語による検索が可能。更に、インクリメンタルサーチが可能。且つテキスト本文の該当文字列をリバースしてくれるのでこれも大変便利だ。つまりシンプルながらかゆい所に手が届いている。
5)Webサービス(Simplenoteとの同期)
最大のメリットがこの機能。最もQuick Note+diigoがこれに相当したのだが・・・。これは、仕方がない。当方の事情となる。
6)操作性その他
ほとんどがアイコン表示であり、マウスをオンすると簡単な英語でガイダンスが表示されるが、簡単な英語の為これもほぼ問題はない。そして余計な入力を強要しないシンプルさ。
メモのセーブ等も自動。従ってセーブし忘れなどが発生しない。アウトラインプロセッサー等ではメモをファイル毎に保存できるが、その為に、ファイル名を入力しなければならない。しかしこのソフトは起動即、メモを取る事ができる。新規メモの+アイコン(Ctrl+N)を押すだけだ。おそらく、迷うのはオプションの設定ぐらいではないか?
未だ不明なのは、クライアントパソコンに保存した時の、ローカルデータの保存場所と保存形式。しかし指定によって、インポートとエクスポートが可能なので、これでもバックアップは可能。
と良いことだけを書いたが、また落ちがまっていた。家ではWebサービスと簡単に(余りにも簡単に)接続し・同期できたが、ついに会社ではこれが成功する事はなかった。つまりResophNotesの最大の売りが発揮されることはないと言う事になった。
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