社会不安障害:SAD、ボランティアとセカンドライフ

SADで会社を休職したが、一年で復帰し、無事定年を務めて、その後の生活とボランティアについて気ままに掲載中

デイル・ドーテン『仕事はたのしいかね?2』

2012-05-16 07:25:21 | 趣味(読書)

高木克純『中学教師が教える「したたかに生きる」ための経済の授業』そして、吉川英一『一生お金に困らない個人投資家という生き方』と続き、実用書の紹介となる。最近定年を意識した書籍を多く読んでいるが、この書籍は改めて、仕事に対する考え方について考えさせられた本だ。非常に参考になる書籍だと思う。しかしそれは私がもう10年以上若かったらと言う意味だが・・・。逆を言えば、この本を読んだ事で、何で定年まで、今の仕事を今の会社でする意味があるのか?その意味は全くないと言う結論を出させてくれた書籍となりそうだ。

CCF20120514_00001 書籍名:仕事はたのしいかね?2
本書は「マックス・メモ」を改題・再編集したものです。
著者:デイル・ドーテン Dale Dauten
訳者:野津智子(のづ・ともこ)
発行者:寺岡雅己
発行所:きこ書房
発行:2002年7月27日初版
定価:1,300円+税

この書籍のタイトル『仕事はたのしいかね?2』がそのまま答えを表している。そしてこれは理想論ではなく、現実的な答えが書かれている。この本を手にしたのは、幸運だった。私の迷いを吹っ切り、さっさと次の人生へのスタートを早切れと言っている気がする。そう今の会社でいやいや仕事をする必要はないのだと。

第一章 ”ほんもの”の上司に出会ったことはあるかね?

第二章 優れた上司は常にお役所的な体制と戦っている。

第三章 優秀な管理職の基本的な仕事は、管理する事ではない。
優れた上司の仕事は、魅力的な職場環境をつくることだ。

第四章 仕事選びの大切な基準は”いまより幸せになれるかこと”なんだ!

第五章 有能は部下は、探すことより探されることのほうがずっと多いんだ。

第六章 労働稼働率が二十パーセントの企業のほうが十パーセントの企業よりずっと健全だということもある。

第七章 仕事は楽しくなくちゃだめだ。職場から笑い声が聞こえてこなければ、きみのやり方は間違っているということだろうね。

上記の各章のタイトルだけでもその内容と示唆する事が明確だ。詳細に内容を読んでほしいが、むしろタイトルだけでも意味がある。タイトルだけでも十分意味は伝わる気がする。

私が結論としたのは、上記の上司だ。”ほんもの”の上司は、当社にはいない。当社の管理部門(親会社)にもいない。もちろん東京単身赴任時代の上司は上記の条件を限りなく満たしていたと思うが・・・。共に信頼でき、共に管理もせず、されず。お互いが互いを能力を高めあう素晴らしい関係だったと今でも思う。その分しんどかったが・・・。

そして少なくとも今の会社には”ほんもの”の上司はいない

仕事選びの大切な基準はいまより幸せになれること仕事は楽しくなくちゃだめだ、職場から笑い声が聞こえてこなければ。私もそう思う。しかし今の私の仕事は楽しくあるはずもない。幸せになれるはずもない。これは余りに一般的な答えだ。そう普通これはないと思う。仕事は楽しいはずがない。仕事で笑っている環境では真剣さが足りないと思われるのが落ちだ。

しかしだからこそ、仕事は楽しく。そしてその仕事をする事で幸せになるべきだと思う。今まで十分辛い仕事をしてきたのだから、残りの人生は、仕事を楽しむ事だと思う。それがどうも答えだ。

自分にとって、どんなにきつくても、たとえ徹夜しても面白かった仕事とは?もう既に答えが出ている。そうコンピュータプログラムだ。ロジックを構築する事だ。アルゴリズムを考える事だ。バグを見つける事だ。と言う事で、プログラムを楽しむ事を今更ながら考えてみたい。昔は30歳を越えたら引退と言われていたプログラマーに再度挑戦する事にしたい。別に趣味で良いが・・・。


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