社会不安障害:SAD、ボランティアとセカンドライフ

SADで会社を休職したが、一年で復帰し、無事定年を務めて、その後の生活とボランティアについて気ままに掲載中

お金の価値と物の価値は何で稼いだかによって変わる?

2013-10-04 07:35:05 | 日記

物の価値観は人によって異なる。物の値段は特にそうだ。その物の値段が安いか高いかは基本的には人それぞれだ。しかし手元に楽して儲けたお金があった場合に、どうも人によっては、その物の価値観も変わるようだ。いやその物の価値観は変わらないが、楽して儲けたお金によってそのお金の価値観、意味付けが変わるようだ。

先日iPad命からiPad mini命に変わった先輩の話だ(私のアドバイスで、NEXUS7をやめて、即効でiPad miniを購入したiPad命の先輩)。先輩の買われたWiFi64GB iPad miniはヨドバシカメラで52,800円だった。

しかし先輩は奥様に値段を聞かれ、32,800円と報告したらしい。32,800円と言えばWiFi16GB iPad miniの値段だ。この差は20,000円。先輩は容量で後悔しないように敢えて64GBを買ったとの事(iPad命の先輩はパチンコで稼いで、iPad miniを買った)。

安ければ安いほど良いが、私もWiFi16GB iPad miniの32,800円には、その価値を認める。しかしWiFi64GB iPad miniの52,800円は流石にその価値は認められない。もちろん64GBの意味合いは理解はしているが。先輩は64GBの価値を認めた上で、その差額の20,000円を支払った訳だが、その20,000分はパチンコで稼いだお金だった。

先日、また先輩と話をしたら、パチンコで稼いだお金はタダとの意識だった。つまり元々無いものを楽に楽しみながら手に入れられたのでその価値は0。最初からないのだから、そのお金を使ったとの事。このパチンコで稼いだお金が手元になかったら、先輩は64GBは買わなかったと言いたいらしい。

いや、しかし、今までの先輩の購買動向を考えると、おそらく違うだろうと思った。パチンコで稼いだお金がなくても、先輩は64GBのiPad miniを52,800円と言う値段で購入したと思っている。

さて、ここで考えたいのは下記の2つ

  1. パチンコで稼いだお金の価値?これは元々ないので0円?
  2. 64GBのiPad miniの価値は52,800円?

まず1の方だが、何で稼いだかは別にして、お金の価値は基本的には変わらないはずだ。だからその20,000円がパチンコで稼いでも、仕事で稼いでも、その価値は20,000円だ。

しかしそれを使う時にどれくらい労力を使ったかによって、使い方が変わるのだろうと思う。或いは経済状況に寄って。

私が大学生の時に、パチンコで儲けたお金は、あくまで生活費の一部だった。お金がなかったから、バイトもしながら、稼ぐ効率の良い手段としてパチンコを使っただけだ。従って好きな物を自由に使えた訳ではない。

しかしある程度経済的に豊かになると、どうもその位置づけが変わった気がする。これはパチンコだけではないが。

外貨のリアルタイム売買で簡単に数万円が手に入った時に、先輩と同じ考え方をした気がする。最初の頃、余りにも簡単に数万円を稼げた事。運が良かったのだが・・・。そして経済的にも余裕があったから。このお金は無くても良かったお金だし、何か好きな物を買おうと!

しかし、その後、投資を本格的に始めた後、特に株の売買を今行なっているが、それで稼いだお金は、楽をして儲けてはいない。従って、儲けたお金の価値は、本業の給料で稼いだお金と同じと認識をしている。おそらく、今後もこれは変わらないだろう。

それは本格的に投資をすればするほど、簡単ではないし、精神的なプレッシャーも凄いからだ。決して楽ではない。これは今殆ど何もしなくても分配金が手に入る毎月分配型投資信託にしても同じだ。おそらく、今なら外貨取引で稼いでも、その価値は仕事と同じように色々勉強してつまり努力して稼いだお金と言う認識となる。それだけのリスクをかけている事もあるが。

先輩のパチンコはおそらく、半分以上が遊びなのだろう。且つその結果儲かっただけに過ぎない。従って、その価値は0なのだろう。つまり元々無かったもの。だから簡単に使えるお金となる。

私が大学生の時のパチンコは違った。あくまで生活費を稼ぐ手段だった。つまり稼いだお金は本当に貴重な物だった。まあ~この辺はひとそれぞれだろう。良いとか悪いとはではないだろう。

パチンコで稼ごうが、競馬競輪で稼ごうがそれで生活している方がいれば(あまりいないだろうが)、それは一つの職業だと思う。つまりお金の価値は同じだと言う事になる。

実際、並大抵の事では稼げないし、定量的に稼ぐのであれば、それは本当にとんでもない程の運と情報力も必要とすると思う。

先輩のパチンコで稼いだお金の価値に関して、最も近いのがおそらく本当に遊びで競馬競輪等を楽しまれている方だろう。或いは宝くじ等でお金が手に入った場合だろう。

元々ないお金。その場合はあっと言う間に消えてなくなるのだろうか?

 

さて、2のWiFi64GBiPad miniの価値だが、その価値は認めるが、その価格52,800円についてはどうしても躊躇してしまう。それは当家がある程度経済的に豊かになった今でも、そうだ。5万円ぐらいは当家の家計からすると大した事はない。

しかし、その5万円を稼ぐ事を考えると、やはり躊躇する。私がどんなに簡単に株で5万円を稼いだとしてもだ。これは私だけでなく、私の奥様もそうだ。私や奥様がとんでもない資産家の家に生まれて、そう言う家庭で育ったのならおそらく違うと思うが、ある程度経済的に裕福になった今でも、この価値観は変わらない。おそらく貧乏根性は無くなることはないだろう。

最も、最近はデジカメやレンズの購入などでは相当浪費している感じはする。が、しかし購入したとしも中古が多い。

一眼レフの本体で10万円以上或いは20万円以上となるとやはり躊躇する。そのデジカメの価値は認めるが・・・。そしてそれらのデジカメが5万以下の激安の中古で手に入る様になると手を出してしまう。そう貧乏根性は消えない。レンズも殆ど中古品だ。これで十分だと思っている。

一方欲しい物が新品である場合、その製品をトコトン安く手に入れようとする。時に通販であったり、或いは量販店で現物を確認して、恥も外聞もなく、平気で値切り交渉をする。ダメ元でトコトン値切り倒すのが私の方針だ。

ブランド物は当家には殆どない。奥様や私も興味がない。必要な機能が手に入ればそれで良い。服などもユニクロだろうが、イズミヤだろうがかまわない。本は基本的に図書館、そしてブックオフ等の古本屋がメインだ。お金があるなしに関わらず、トコトンケチを貫くのが基本だと考えている。

まあ~この辺も人それぞれとなるのだろう。何処にお金を使うか?それも人によるのだろう。iPad命の先輩には大変個性的な先輩がいらした。その方はそもそもiPad等のタブレットの必要性を否定された。その方の愛車はフェアレディZ。パソコンは自作。実は私が教えてしまった。そしてデジカメはキャノンの30万?40万?の一眼レフだったはずだ。

やはり、価値観は人それぞれだ。


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