手先を使う仕事は脳の老化を緩やかにします。 足を動かすことで、脳へ刺激が伝わり
脳前頭葉左側帯が活発に働きます。 思考力、判断力を司るこの部分の働きで
脳が活発になるので、日常生活が楽しくなります。
テレビ番組で紹介されたことですが、認知症と間違われた人が、足を細かく動かすいわゆる
貧乏ゆすりを続けることで、脳の働きが急激に復活化し、これまでの予見をくつがえす偽認知症
であったことが診断されていました。
年齢相応の単なる脳の老化であったものが、運動不足で脳の働きが不活発になり、認知症を
疑われるまでに脳の働きがなくなっていたのです。
診断している老先生ご自身で貧乏ゆすりをしていた姿が印象に残りました。
私たちは手、足、耳、目、鼻の五感を駆使して、脳に刺激を送り、毎日を生きていくことに
努めたいものです。
貴方が続ける運動はどんなものですか。時間をかけて新聞をみることですか。それだったら
貧乏ゆすりで、足の運動を並行的に脳刺激ができますね。雨で短い散歩が
出来ない時、読書しながら貧乏ゆすりをしましょうか。
私は太極拳の教室で準備体操を念入りにやります。老化で硬くなっていく身体を
ほぐしていくのは、きっと脳に刺激になっていると思います。血行が良くなり脳血管が
拡張し、脳刺激が続いているでしょう。確かに脈が速くなり、血行が体全体に行き渡り
神経に刺激をあたえています。
最近「高齢者が短い運動で判断力向上」と筑波大と自治医科大の研究チームが発表。これは
衰えた脳の<代償機能>が運動によって高まる仕組みを解明したと、注目をあつめている。
高齢者の脳の機能が運動によって、どう高まるのか、筑波大の征矢(そや)英昭教授の
説明を、このブログ次号に掲載します。