
わが庭は牡丹の花が咲き出した。寒い気候なのに4月末というから、やはり
花は時期を知っている。雑草の伸びも目立つので、私はせっせと除草に励んでいる。
なのに、「じいちゃん精が出るね」と手もとを覗き込みに来る<赤はら>と
<むね白>が今日も姿を見せない。
もう姿を見なくなって1ヵ月余。最初に<赤はら>が顔をみせなくなったが、
やがて<むね白>が出てこなくなった。家内は「隣の雌猫に食われたのでは?」と
心配していた。
高麗カラスと杜鳩はそれぞれ番いで餌場に来るし、ヒヨドリも元気に飛びまって
いるのに、マイペット2羽の姿がないのは、とても寂しかった。
きっと伴侶を求めてさすらいの旅に出ているのだろうと私は思っていた。
家内の友人が小鳥の観察研究に詳しいので、メールで相談したところ、2羽は
ツグミなので、涼しい気候のところに避暑しているとの説明であった。
もっと早く研究家に相談すれば、こんなに心配しなくて済んだのにと思った。
この10日ほど前から、隣の雌猫は悲鳴を上げるように切ない何かを求める
声を上げて、真っ黒な怪物と追いかけっこをしている。小鳥を狙って藪に潜む
ような状態ではない。
それにしてもツグミ君たちは食べすぎで巨腹になって、遠くに飛んで行けたのかね。
とんびとんびで何処までいったのやら。秋になったら再見できるのを待っている。
「元気でいてね」


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