やれこら やれこら 昨日も今日も

自分だけはと力んでみても,膝はガクガク,息ハアハア。会話は「アレ,ソレ」そして「やれこら」。鍛えるべきは皮肉とジョーク。

カープにも花が咲くなぁ 優勝だ

2015-04-15 07:32:44 | 今日のやれこら
“ピンクの蕾に,白い花,こんなに咲くのは,我が家に引っ越して来て,初めてだ”

駐車場の端に植えた姫リンゴが,今年,やっと枝一杯の花を付けます。

姫リンゴは,我が家に来る前はホームセンターの盆栽コーナーに居たんです。
小振りな鉢に,ほそい枝,そして可愛い白い花。
衝動買い,です。

元来,盆栽などという“高尚”な趣味は持ち合わせていません。
かわいそうな姫リンゴは,直ぐに脱水症状を起こしました。

“これは,無理だ”
“地植えにすれば,姫リンゴものびのびできて生き延びるかも”
という事で,駐車場隅に植え替えました。
植え替えられた姫リンゴは,毎年2,3輪の花をつけるだけでした。
実も付きませんが,幹は太り,枝も伸び,葉が茂り,少し元気を出します。
しかし,元気は長く続きません。
やがて樹皮はカサカサになり,葉っぱの緑が白っぽく見えるようになりました。

“こう幹が痛んではなぁ,枯れるなぁ,仕方ないなぁ”
「姫リンゴはなぁ,寒い地方で育つんよう,名前にリンゴが付くじゃろうがぁ」
「この温い地方じゃ,無理よう」
“同級生も言っていたしなぁ”

姫リンゴにはかわいそうでしたが,幹を切り,根っこだけにしました。

てっきり枯れると思った姫リンゴは,しぶとく頑張ります。
翌年には,根っこの上にわずかに残った幹から,数本の新芽を出します。
新芽は,春を迎えて伸びます。
そして5年目の今年,枝一杯の花を咲かせたんです。
びっくりするやら,感心するやら・・・嬉しくなります。

“姫リンゴ,苦節20年,やっと瀬戸内海気候に順応,良かった,良かった”

喜びと同時に,不思議でもあるんです。
庭の山ツツジも,何十年ぶりに枝一杯の花を咲かせているんです。

“今年は,特別良い事が有る年なんかなぁ”
“あちこち身体の不具合も,軽快するかなぁ”

“カープにも花が咲くなぁ,優勝だ”