“目がなぁ”
今日は“目”のショックが二つあったんです。
高校生の陸上競技大会で,審判のお手伝いです。

「見事な大会新記録の誕生です,盛大な拍手をお願いしまーす」
陸上競技のお手伝いは,いつもと同じアナウンスが仕事です。
長年やって来た仕事ですから,慣れもありますし,さほど苦になりません。
「この字どう書いて有るぅ?,萩?荻?,先頭のナンバーは12?13?」
手元の原稿が霞んだり,少し離れたトラック上の選手のナンバーがぼやけたり・・・。
正確に迅速にアナウンスしなければいけないのに,目のせいでもたついてしまいます。
そしてです。
“確か,今朝入れてくれたはずなんだけどなぁ・・・”
昼食後に飲むはずの,2錠の薬を捜しているんです。
『食後に飲む薬を,ここに入れときますよ』
連れ合いが,出かけに確かそう言った,はずなんです。
『ここに入れときますよ』のここは,ウエストポーチです。
“キーが有る,のど飴もある,財布もあるのに,薬が無い”
ポーチの中を,何度捜しても薬は見つからないんです。
“言っただけで,入れ忘れたに違いない”
“まぁ,いいっか,一度くらいとばしても・・・”
「薬を入れ忘れてるぞ!!」
帰宅するなり,勢い込んで言ったんです。
『ここに有るじゃない』
いとも簡単にポーチから,薬を取り出します。
「えっ,それはおかしい,何回も捜したのに」
捜していた薬はラップに包んであり,のど飴に紛れていました。
『いくらなんでも,飴とラップの薬の違いは判るでしょう』
“明日もお手伝いはあるし,
必要なのは,1日3回の薬より目薬だぁ”
今日は“目”のショックが二つあったんです。
高校生の陸上競技大会で,審判のお手伝いです。

「見事な大会新記録の誕生です,盛大な拍手をお願いしまーす」
陸上競技のお手伝いは,いつもと同じアナウンスが仕事です。
長年やって来た仕事ですから,慣れもありますし,さほど苦になりません。
「この字どう書いて有るぅ?,萩?荻?,先頭のナンバーは12?13?」
手元の原稿が霞んだり,少し離れたトラック上の選手のナンバーがぼやけたり・・・。
正確に迅速にアナウンスしなければいけないのに,目のせいでもたついてしまいます。
そしてです。
“確か,今朝入れてくれたはずなんだけどなぁ・・・”
昼食後に飲むはずの,2錠の薬を捜しているんです。
『食後に飲む薬を,ここに入れときますよ』
連れ合いが,出かけに確かそう言った,はずなんです。
『ここに入れときますよ』のここは,ウエストポーチです。
“キーが有る,のど飴もある,財布もあるのに,薬が無い”
ポーチの中を,何度捜しても薬は見つからないんです。
“言っただけで,入れ忘れたに違いない”
“まぁ,いいっか,一度くらいとばしても・・・”
「薬を入れ忘れてるぞ!!」
帰宅するなり,勢い込んで言ったんです。
『ここに有るじゃない』
いとも簡単にポーチから,薬を取り出します。
「えっ,それはおかしい,何回も捜したのに」
捜していた薬はラップに包んであり,のど飴に紛れていました。
『いくらなんでも,飴とラップの薬の違いは判るでしょう』
“明日もお手伝いはあるし,
必要なのは,1日3回の薬より目薬だぁ”