※ 10cmDSS振動板フルレンジスピーカー試作品。(後ろは 島津Model-1)
DSS振動板10cm口径の試作品が、とうとう製品レベルの完成度に到達しました。コロナ禍のこの3年間、「食事と睡眠以外は全ての時間をDSS振動板の開発に費やした」と言っても言い過ぎではないほどに気張りました。
さてこの10cmスピーカー、かねてよりご関心とお問い合わせをいただいておりましたので、まだ試作段階ではありますが、特別試聴会を開催させていただくことになりました。(尚、製品発売は来春頃を目指しております)そして、誠に感謝な事ですが、当初よりDSS振動板スピーカーの将来性にご注目下さっているオーディオユニオンお茶の水店にて、会場を提供して下さる事になりました。
★ 特別試聴会
@オーディオユニオンお茶の水店3F
・ 12月24日(土)14:00~と15:00~の2回
・ はじめの約30分は解説とデモ。その後はフリーの予定です。
・ 大混雑でご入室いただけない場合は、予めお詫び申し上げておきます。
・ お店のリンク → こちらから
・ Philewebオーディオニュースでの紹介 → こちらから
★ チョットだけ技術紹介
分割振動を排除しなければならないDSS振動板の大口径化には、多大な困難が伴いますが、それにもかかわらず分割振動の開始周波数を超高音域以上に排除出来ました。フルレンジスピーカーでありながらも、2way、3wayスピーカーを超える質感の(帯域分割の悪影響が無い)シームレスなワイドレンジスピーカーを実現しています。音像や空間の実在感は群を抜くものと思います。勿論、もっとも大切な音の基礎体力である「柔らかいのにクリアーで実在感がある」はお約束どおりですので、その生き生きとした音楽の表現力を是非一度ご体感いただきたいと思います。
当日は、FMアコースティックスのアンプ等も用いて、このスピーカーから、どこまで魅力的な音が引き出せるのかもご披露したいと思います。マルチウェイ・スピーカーかフルレンジ・スピーカーか、はたまた管球アンプか半導体アンプか、といった従来の方式論を越えた次元の愉悦の音の世界を垣間見ていただけましたら幸いです。
尚、(上の写真のごとく)スピーカーBoxはMDF材の簡便な物ですし、お約束のフローティングマウントも未だ搭載しておりません。しかし、スピーカーユニットだけの力でここまで鳴る!というところをご披露したいと思います。