試聴会へのご来場ありがとうございました

2023年09月18日 | 試聴会

 

 本日のオーディオユニオンお茶の水店での試聴会にご来場いただき誠にありがとうございました。特に一回目の試聴会では、始まる前に既に試聴室に入れないお客様が出てしまう状況で、申し訳ありませんでした。大手ブランドの試聴会でも、ここまでの人出はあまり無いとの事で、ご注目いただきまして誠にありがたく存じます。

 改めてじっくりお聴きになりたい方は、是非予約してお越しください。大人数の試聴環境では、音が吸われてしまいますので、本来の実力が出ているとは言い難いのです。是非お一人で聴かれる事をお勧めします。

 本日は、私の方では現代的なCD音源を中心に厳選したものを用意し、協労者の栗山の方では、敢えて古い時代の名盤アナログディスクを用意させていただきました。いずれも選定基準は「音楽性」が高い事。(この件についての詳細記事は → こちらから) 

 そして、お聴きになったお客様の反応として「(現代の)ワイドレンジなスピーカーでは古い録音物が(音がスカスカで)上手く鳴らないのが通常であるが、Model-3は録音の新旧によらずしっかりと鳴る事に驚いた」というご感想がありました。まさに本日の狙いを言い当てていただき、大成功でありました。

 特に栗山の方で用意した95年前(SPレコード時代の初期!)のジョルジュ・エネスコによるバイオリン演奏は、深みのある演奏で、且つナローレンジでありながらも豊かな響きが素晴らしい、と思われた方が多かったのではないでしょうか。

 付け加えて、私の方で用意したCDで、複数の方から「素晴らしいので、何なのか教えて欲しい」と、問い合わせのあったものがあります。下記にご紹介しておきます。

TACTUS TC681907(要輸入)
Domenico Scarlatti, Lorenzo De Rossi(スカルラッティとロッシの曲集)
Marco Ghirotti(Org.)

 TACTUSはイタリアの古典音楽を中心としたレーベルです。上記CDは現代的な録音物にありがちなナマクラ音質ではなく、楽器音の鮮度感が高く、音像定位や空間再現も良いのが特長。残響6秒の世界です。部屋いっぱいに残響が充満し、オルガンは頭の上から降りそそぐ様に聴こえる事。尚且つオルガンの定位は前方20m程度の見上げるような奥に実体化する事。奥行き感が浅く、スピーカーのすぐ後ろに団子の音像が出来るのはNG。(但し、思い込みによる判断は誤解の元なので、是非一度、欧州の歴史的教会堂で実際に生のオルガンを聴いていただくのがベストです ← 極上の響きです!)

 

謝辞

 島津スピーカーに将来性を見出して、試聴会の場を設けて下さったオーディオユニオンお茶の水店の皆様に、この場を借りて御礼申し上げます。

 

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