石留めに使っていたGRS マイクロブロックを
たまに木工アクセサリーの加工に使用することがあるが
木の粉が入ったりしてマイクロブロックの性能が落ちるのではと
心配しながら使っていた。
中国製の偽物があるのは以前から知っていたが
どうせ使いづらいと思うし価格が1万円~7万円ほどに推移するので
買うのをためらっていた。
でも木工に使うには便利そうだと思い
価格が1万円になるのを待って買ってみた。
サイズはほぼ同じ。
回転もスムーズで同じよう。
石留めで使ってみたが普通に使える。
でも、石留めで使うには少々難点もある。
鏡面仕上げなのでマイクロスコープでの使用の時に
LEDリングライトが反射して眩しい。
アタッチメントの軸がGRSは直径3.6mmなのに対し
偽物は4.0mmなのでGRSのアタッチメントは使いづらい。
付属のアタッチメントはデタラメで
4mm軸の物を自作した方が良い。
ただしネジ式の箇所は使える。
石留めでは やや難点があるが
おおむね良好の商品だと思う。
このクオリティーで1万円は驚異的だ。
コピー商品を買う後ろめたさはあるが
この中国製の偽物商品は国内のメーカーが
1万円ちょっとで販売しているものと同じと思われ
すでにコピーではなく、小型の彫刻台として認知されつつある。
数年経った後にどうなるかは解らない。
錆が出たり、ベアリングの不具合などもあるかもしれない。
GRS マイクロブロックは数年間毎日使っても
使いやすい機能は衰えなかった。
価格は6万円以上するので信頼性も備えていると思う。
それでもこの偽物も木工で使う分には充分すぎる商品だ。
これから木工の細かい作業に使用していこうと思う。