お話

日々思いついた「お話」を思いついたまま書く

宇宙探検隊の冒険 53 ~輝ける朝~

2009年01月01日 | 宇宙探検隊の冒険(一話完結連載中)
 宇宙探検隊は宇宙の知られざる惑星や生命体や現象を調査することが目的だ。
「隊長、未知の惑星を発見しました」
「よし、着陸して早速調査だ」
 着陸した惑星はごつごつした地表がむき出しになった大して面白みの無いものだった。
「何も無い惑星だな。仕方ない、出発だ!」
 突然、目の前が明るくなった。この惑星の太陽が、東の空から昇り始めたのだ。
「日の出ですね。確か今日は、地球時間で一月一日です。新年ですね」
「なんと、では、あの太陽に本年の無事を祈願しておこう!」
 すると、別の太陽が西からも昇り始めた。
「向こうの太陽にも祈願しておこう!」
 しばらくすると南と北からも昇り始めた。
「四方向全てに祈願だ。良い年になるぞ!」
 四つの太陽に照らされた地表はホットプレート並みに熱くなり、日没の頃までに、隊長と隊員を、こんがりと焼き上げてしまった。


           著者自註 
しかしながら、一夜明けると新年と言う事になるんですね。
それはともかく、今年も「毎日更新」と「始めた話は終わらせる」をモットーに参りたいと思っております。
どうぞ、よろしくお願いいたしまするぅ。


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