◎「最近、妹のようすがちょっとおかしいんだが。」(全12話)
「お兄ちゃんとLOVE×LOVEしないと死んじゃう!?」って、、、、、
○ 1話、18歳でおとなしく、あの童顔で小柄な小倉唯さんに少しエッチな声を出させて良いのか、とも思い。。。声優も大変だ。
そう言えば5話から急に放送日時が変わりました。BPO(放送倫理・番組向上機構)での審査対象になり、東京では22時半からの放送が24時過ぎの別の曜日に変わったわけですが(アニメに限らずテレビの多くは録画で見ているので放送時間は気にしていませんでしたが。)、それ程猥褻なわけではありませんが、女子高生の軽いひとり えっちや2人(美月と日和)での少しHな行為など、24時前、中高生の子供、少なくとも中学生以下向けには放送しない方が良い内容かな。
そんなことは最初から分かっていなければいけないのでは、テレビ局さん。危うく見逃すところだったじゃないか!。
さて、略して「妹ちょ(いもちょ)」というのは便利。
○ ところで、5月17日から順次、実写版の映画が何か所かで公開されるとのこと。HPと予告編を見る限りでは、R15で、裸ありで、、、B級映画感満載、です。
○ 記憶喪失で快活な幽霊の寿日和(cv小倉唯)にテイ ソウ タイみたいなキワドイ下着みたいなTSTを付けられた神前美月(高1)(cv橋本ちなみ)は、義理の兄の神前夕哉(高2)(cv間島淳司)とイチャイチャしてハートのゲージが一定レベルにならないと日和が成仏できず、TSTも外れないとか、TSTは1時間に3分だけ開けられるのでそれで用足しをするとか、元々おとなしい子だったことと急な再婚だったので兄とはまだ馴染めないとか、一方、日和は夕哉が好きだったことだけは覚えていてそれが未練となって成仏出来ないとか。
普段のおとなしい美月に日和が乗りうつったときに夕哉に対して大胆になる性格変化も楽しかったですし。
夕哉の幼馴染で夕哉を好きで霊感体質の桐谷雪那(高3)(cv金元寿子)が美月と日和を暖かく見守っていたり、本当は男勝りなのに夕哉の前ではおしとやかな感じにしているのは、けなげで可愛かったですし。
○ 少しエッチなシーン(主に美月、つまり橋本ちなみ さんの。小倉唯さんのも少しあり。)は徐々に減ったもののあざとかったですが、小倉さんのそんな演技を聞けたという意味では評価すべきなのかな。
裸やパンツの類で売るアニメは基本的にあまり好きではありませんが、恥ずかしながら、それなりに楽しめましたし。あざといと思わない人は、かなり楽しめるのでは。
◎「世界征服 ~謀略のズヴィズダー~」(全12話)
「世界は征服されたがっている―!!」
「我らがズヴィズダーの光を あまねく世界に!」
○ 星宮ケイト/ヴィニエイラ(cv久野美咲)が率い、鹿羽逸花/プラーミャ(cv伊瀬茉莉也)やナターシャ/ウーム教授(cv花澤香菜)らの謎の組織ズヴィズダーによる、世界征服というか、牛乳を飲めるように征服するとかのコツコツとした真面目でバカらしいふざけっぷりは、そもそもズヴィズダーという名前がふざけた語感ですし、最初は何なんだろうという感じでしたが、そういう物語と分かれば直ぐに慣れ、普通に楽しめました。
3話での、市内のあらゆる場所での全面禁煙は、やり方が暴力的だったのは置いといて、やってくれると嬉しいのですけれど。ズヴィズダーは失敗しましたけれど、もっと頑張れよ!。
(因みに私は、タバコが有害であることより、単に煙い、臭い、ノドがイガイガするからと、タバコをそこいら中に捨てる喫煙者が多いから嫌いなだけです。喫煙者が高額納税者であることには、常日頃、とてもとても感謝しています。)
ズヴィズダーは「テロリスト認定」されていますが、ズヴィズダーに対する、駒鳥蓮華/ホワイトロビン(cv M・A・O)や白鷺美酒/ホワイトイーグレット(cv寿美菜子)らが属する、正義の味方のはずですが、これはこれで胡散臭い謎の組織ホワイトライト。
○ そんなチマチマした征服の話でも楽しめたのですが、あっという間に話が大きくなって、日本のほとんどを支配している、ホワイトライト以上に胡散臭い東京都知事の地紋京志郎(cv黒田崇矢)とホワイトライトが手を組んでの対決、苦闘の末の御都合主義なズヴィズダーの勝利。
1クールでは少し話の展開が急な感じというか大きくなり過ぎた感じはしました。
尤も、1話冒頭から「世界征服とは、未だかつて、誰も成し遂げたことのない栄光。1人の幼女、星宮ケイトになされるまでは、それがどれだけ恐ろしく、輝かしい行いなのかを知る者は存在しなかった。だが最早、この地上でそれを知らぬ者はいない。世界は征服された。」とナレーションがあるから世界征服はしたわけで、このアニメはそこに至る途中の物語ということになります。
日本中で勢力争いが起きていて、東京都の軍隊が日本のほとんどを支配しているわけですが、都知事は既に人間ではないらしく強いわけですが、それでも怒れば強くなるみたいなもので勝った地紋明日汰/ドヴァー(cv花江夏樹)であり、西ウド川市を征服したズヴィズダーであり(都知事に勝ったのに、征服したのは日本全体どころか都全体ですらないようで・・・・・)。
最終12話ED後、ズヴィズダーはアメリカから攻撃されたので、いよいよ世界へ進出です。
○ さて、ズヴィズダーもホワイトライトも仮面を付けているから、敵が学校では友達だとか好きな異性だとか、夫婦だとか、味方の部下が学校では憧れの人だとか、そういうことにも気付かないというのは、そういう設定ということで良しとして。
現実世界に戻って、ある部分では仲良く出来るけれど、ある部分では敵であるわけですが、話し合えば少しは折り合える点はあるのかも知れません。しかし、その人が合意点と相違点のどちらに重点を置くかということであって、相違点が譲れないのであれば、結局は敵対するしかないわけです。
で、ズヴィズダーと分かっても明日汰を好きなままの蓮華は「好き」を優先しましたし、美酒は「正義」という名の相違点を優先しましたし(但し、それが蓮華を取り戻して元のように仲良くするためにもなるという思い込みが主因。最後はその勘違いに気付く。)、正義が悪で悪が正義だということも含めて、物事には両面あることがバカらしさの中で押し付けがましくなく、さりげなく示されたところは少し良かったですし。
○ 厳しい父である都知事から実質的に逃げていたのにズヴィズダーの一員という経験を経て何かを見つけ、父と対決する、息子である明日汰の親離れの儀式でもありました。青臭くても自分の考えを父に対して主張し、父に否定されても主張を曲げず。
現実世界の男子って心の中でそれを行い、迷い混乱するわけですが、程度の差こそあれたいていは処理しきれずに親や教師という権威に当たったりという精神的親殺しを経て大人になるものですが、男子ってめんどくさいです(昨今は、反抗期が弱くなったり無い男子も増えてきたらしいですが。)。
下はアニメジャパン2014にて。
【shin】
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