思い付きブログ

宇宙戦艦ヤマト(実写版)

 先日TVで放送していた実写版の「SPACE BATTLESHIP ヤマト」(2010年)の感想です。
 今更ですが。

 一言で言えば、映画館で見なくて良かったです。



 ガミラス星人は地球人より進化しているのは当然として、ガミラス星人は結晶体であるとか、個であり全体であり、それはαでありΩであるとか、集合意識生命体であるとか言い出したぞ。

 普通の人間とは違う形をしているし。
 と言うか、そもそも一定の形が無さそうだし。

 アニメでは、ガミラスも人間の形をしていたこともあり、

・ ガミラスも自分達が生き延びるために、そして地球に移住するために地球を攻撃しているということ、
 そして、それはそれで正義でもあるということ(正義の相対性)、

・ 更に、地球人(つまり人間)の敵は人間(ガミラス星人)であり、全く異質の別物というわけではないということ、

 に感情移入しやすかったんですけど。

 この映画だと、ガミラスがただの悪者にしか見えなくなってしまうし。
 ヤマトはもともと深い作品という程ではないですが、薄っぺらな作品でもないのですが、薄っぺらく見えるし。

 なお、ヤマト復活篇(2009年)では人間とは異質のものが敵でしたが、いくつもシリーズを作っている中にそんなのがあっても、まあ、いいでしょう。



 斉藤が出てきたので、「さらば宇宙戦艦ヤマト」の、斉藤の最高の見せ場のあの名シーンがあるのか、と思ったら、ありました。

 アニメの方が格好良かったですが、許容範囲。



 最後は古代がヤマトで特攻ですか。
 「さらば・・・」のラストの名シーンを持ってきましたね。

 敵を倒す最後の手段で、何もしなくても失敗しても地球人もヤマトも滅び、成功すればヤマトと古代だけが滅びるので、この場合は有効なチャレンジであり、無駄ではないので、特攻もありですが。



 全体として、宇宙戦艦ヤマトの最初のTV版と映画版、そして2番目の映画の「さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち」の名シーンを寄せ集めただけ。
 オムニバスみたい。

 味わいのカケラもないぞ。

コメント一覧

shin
http://yaplog.jp/shin99shin/
>ざっくさん
 西崎プロデューサーとか、ワンマンで金儲けが好きそうですからね。
 興行収入は良かったようなので、そこだけは、ヤマトはまだ人気があるということであれば、良しとしてます。
shin
http://yaplog.jp/shin99shin/
>kameichi {ルンルン}さん
 そうですよね。なんか、モヤモヤ感が。
 ゴールデンウィークにアニメ版の映画を見ます。
ざっく
http://yaplog.jp/rockgamer/
自分も観ましたよ。
古代役がキムタク……ぅわ…ダメそう……
案の定、最悪でした。
マンガやアニメの実写化は、良くないモノができる可能性が高いので、誰か企画の段階で止めるヤツはいなかったのか……と、毎回思ってしまいます。

あまりのつまらなさに、途中から別のことしてましたよ。
kameichi {ルンルン}
http://yaplog.jp/kameichi/
こんにちは

正義の相対性ですか。なるほど。最初にヤマトを見た時は子供だったこともあり、そんなことまで考えて見ていませんでしたが、言われてみるとたしかにそうですね。

いずれにしろ下手にこの作品を見てしまったがために落ち着かなくなってしまいました。以前の作品でも見ようかと思っています。

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