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「特別編 響け!ユーフォニアム ~アンサンブルコンテスト~」感想

【ネタバレ】

◎「特別編 響け!ユーフォニアム ~アンサンブルコンテスト~」

 「チューニング、OK!」

 2023年8月4日(金)公開、監督は石原立也、脚本は花田十輝、原作は武田綾乃、57分。
 黄前久美子(cv黒沢ともよ)、加藤葉月(cv朝井彩加)、川島緑輝(cv豊田萌絵)、高坂麗奈(cv安済知佳)、塚本秀一(cv石谷春貴)、釜屋つばめ(cv大橋彩香)、中川夏紀(cv藤村鼓乃美)、吉川優子(cv山岡ゆり)、鎧塚みぞれ(cv種﨑敦美)、傘木希美(cv東山奈央)、久石奏(cv雨宮天)、鈴木美玲(cv七瀬彩夏)、鈴木さつき(cv久野美咲)、剣崎梨々花(cv杉浦しおり)、滝昇(cv櫻井孝宏)など。

 総合評価点は、上中下で上の下くらい。


○座席を取るまで57分とは気付かず、だったら演奏をもう少し見せても良かったのでは
 そこ以外は良かったです。久美子の新部長としての空回り+ちょっとした活躍、麗奈が4人組に普通に馴染んでいるとか。

 奏が久美子にかなり懐いていて、久美子と2人の時にシャドーボクシングをするところなんて、可愛いです。
 久美子と麗奈の距離も近くなっていますし。
 一方、滝先生と麗奈の距離は相変わらずのようです。麗奈があれでちょっとヤキモチをやくなんて・・・

○14チームですからすべてのチームの演奏を見せられても飽きるだけですし、時間が足りませんし、ただのコンテストになってしまいます。各1分なら丁度良いと思いますが、楽器も曲も違うものを14曲も作画するのはあまり現実的ではないのでしょう。
 ですので、本番の演奏をフルで見せるのは久美子チームだけか、優勝チームを優勝決定後にでもあれば良かったのにと思いました
 久美子チームは優勝できませんでしたが、ユーフォシリーズでは演奏やコンテストで上手くいかないことは良くあることですから、むしろ、久美子チームが優勝したら出来過ぎだと思ったかも知れません(主に麗奈が選んだのでしょうけれど、本気で優勝を狙ったメンバーとも思えなかったです。)。

 最初はOVA企画だったとのことなので(「Febri」(Webメディア)の石原監督インタビュー、2023年8月11日。)、60分という時間制限があったのかもしれませんし、OVAなら時間を気にせずに作れるのではとも思ったり。2024年にアニメ3期決定ですけれど、京都アニメーションとしてはまだそこまで手間をかけられないという事ではないと思いますが。

○吹奏楽に限らなくても65人の部員というのは多い方だと思いますし、部長としては大変でしょう。
 滝先生の方針でチーム分けは部員の自由にするとなりました。久美子は部長として、余った部員のフォローもすることになるだろうと言っています。
 誰かを取り合ったり、なかなかチームが作れない部員もいたので、受験が終わった3年生に声をかける久美子。
 ただ、滝先生の方針では、部員みんなが音楽と部員同士に対して善人でないと、後で不満や不信が少しは残るのではないかと心配になりました。

○写真


・「リコリス・リコイル」(2022年夏アニメ。錦木千束(cv安済知佳)と井ノ上たきな(cv若山詩音)がメインで、たきなが麗奈(cv安済知佳)っぽい。)みたいに、久美子と麗奈で蹴りあってもかまわないよ、と思いました(笑)。
 このシーンで2人は互に肩と肩をぶつけ合っているので、似たようなものですが。


・ホラー!
 (少し開いた窓から、外で練習というか考え事をしている久美子を覗く、廊下で練習していたみぞれの目。)


・4人組。


○公式HPから。
「新部長・久美子を待っていたのは、アンサンブルコンテスト――通称“アンコン”に出場する代表チームを決める校内予選だった。
無事に予選を迎えられるように頑張る久美子だが、なにせ大人数の吹奏楽部、問題は尽きないようで……。
様々な相談に乗りながら、部長として忙しい日々を送っていた。
部員たちがチームを決めていくなか、肝心な久美子自身はというと、所属するチームすら決まっていなくて──。」


【shin】


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