【ネタバレ】
◎「話数単位で選ぶ、2022年TVアニメ10選」
aninado(@aninado_tw)さんが集計されている「話数単位で選ぶ、2022年TVアニメ10選」、2022年も選んでみました。aninadoさん、ありがとうございます。
2022年のTVアニメは、全体としてみればまずまずだったと思います。なお、例年どおり、深夜アニメは多くを見ていますが、それ以外のTVアニメはほとんど見ていません。
今年は、これだという話数が少なくてどれを選ぶか迷いました。いつもよりは、バカらしい話、ベタな話、本編とは少しズレた話を多く選んだような気もします。ちょっと疲れ気味の1年だったからでしょう。H系のショートアニメを入れるかは迷いましたが、土壇場でやめました(改めて見返すと、1話のみを取り上げるには物足りなかったので。)。
下記10本には同じ声優が何回か出てきますが、ここまで集中したのは初のような。長引く新型コロナ感染症の影響で新人声優が育ちにくいのか、単に強い声優だからでしょうか?。「かぐや様は告らせたい -ウルトラロマンティック-」(春、3期)から入れていたら、古賀葵さん、小原好美さん、花守ゆみりさん、日高里菜さんあたりが重なっていたことでしょう。
○「話数単位で選ぶ、2022年TVアニメ10選」ルール
・2022年1月1日~12月31日までに放送されたTVアニメ(再放送を除く)から選定。
・1作品につき上限1話。
・順位は付けない。
・集計対象は2022年中に公開されたものとします。
○一覧
・冬「異世界美少女受肉おじさんと」 第7話「ファ美肉おじさんとイカファイヤー
・冬「からかい上手の高木さん3」 第8話『「寄り道」「寄り道2」「寄り道3」「寄り道4」「レンタルDVD」』
・春「エスタブライフ グレイトエスケープ」 第5話「女神から逃げられない」
・春「阿波連さんははかれない」 第8話「夏祭りじゃね?」
・春「古見さんは、コミュ症です。」 第23話『コミュ71「伝線です。」 コミュ72「鬼に金棒です。」 コミュ73「甘いです。」 コミュ74「ケンカです。」』
・春「まちカドまぞく 2丁目」 第6話「夕日の誓い!まぞくたちの進む道」
・春「カッコウの許嫁」 11羽目「無かったことになんて出来ないよ」
・夏「よふかしのうた」 第4夜「せまくない?」
・夏「神クズ☆アイドル」 「STAGE.08」
・秋「陰の実力者になりたくて!」 #11「女神の試練」
【冬アニメ】
◎「異世界美少女受肉おじさんと」
◎「異世界美少女受肉おじさんと」
第7話「ファ美肉おじさんとイカファイヤー」
橘日向(金髪、ツンデレ、ペタンコ美少女の時のcvはM・A・O)、神宮寺司(cv日野聡)など。
超巨大イカのおかげでイカが豊漁で潤っている海沿いの村、だか美少女(しかも条件が多く、橘日向がぴったり。)の生け贄を差し出せと超巨大イカ。言葉の端端に「イカ」を付けるイカギャグ、物語もイカダジャレもくだらなくて楽しかったです。
◎「からかい上手の高木さん3」
第8話『「寄り道」「寄り道2」「寄り道3」「寄り道4」「レンタルDVD」』
・様々な415階段でした。4段オチとでも言うのでしょうか?。
「415段」の「良い恋」階段を男女で上ると付き合えるという噂を知らなかった西片(cv梶裕貴)、知っていて言わない高木さん(cv高橋李依)。高木さんを誘って上って勝負を挑む西片、やはり1枚も2枚も上手な高木さん。
北条(cv悠木碧)(噂を知っているので告白待ちでドキドキ。)を誘って上る浜口(cv内山昴輝)、ヘタレなので告白できない浜口。実は北条もヘタレなんですよね。
互に噂を知っていて上る中井(cv内田雄馬)と真野(cv小岩井ことり)、もう付き合っている2人ですが。2人の温度差もいつものとおりですが、そこが不満な真野。でも、中井は1人で来たときにノートに真野の名前を書いていて。
いつもの3人娘(ミナ(cv小原好美)、ユカリ(cv M・A・O)、サナエ(cv小倉唯))も。噂を知っているのはユカリだけ、これで3人で恋バナできると思ったら、2人はそんな気はなく。
最後の、レンタルDVDを推薦しあってそれぞれ自宅で見るエピソードも、高木さんと西片の距離感が良かったです。
・高木さんと西片、もう3期、互いに両思いとほぼ分かった上での、いつもの2人ですから。
通常のアニメですと、単独か複数セットの女子キャラを好きになる私ですが、本作は高木さんと西片の女子と男子の2人セットが良いです。
高木さん単独のグッズでも、高木さんの視線は西片にしか向かっていませんからね。そして西片しか見ていない高木さんがいいんです(そういう意味では、西片は高木さん以外にも少し目が行っていますが、そこは中学生男子というか西片ですしまだ恋愛より男友達という面がありますから。)。だから2人セットがいいんです。
【春アニメ】
◎「エスタブライフ グレイトエスケープ」
第5話「女神から逃げられない」
クラスタ(外部に出られないように閉ざされた地域。クラスタごとに独特の文化が形成されている。)から他のクラスタに逃がすことを仕事にしている逃がし屋のエクア(cv嶺内ともみ)、フェレス(cv高橋李依)、マルテース(cv長縄まりあ)、アルガ(cv速水奨)、ウルラ(cv三木眞一郎)。
温泉郷であるお台場クラスタはパンツを穿(は)いてはいけないことになっているもののズボンは穿いていいという謎、お台場クラスタの人にはズボンの上からでもパンツを穿いているか否かが分かるという謎。パンツを穿いていることは不道徳で恥ずかしいことだそうで。そのクラスタの指導者のビバルデ(cv雨宮天)がパンツを穿きたいからと逃がし屋に依頼。
で、見つかってドタバタ、で、象徴である自由の女神の像のスカート部分が壊れてパンツを穿いている事が判明。で、1日1時間ならパンツを穿いていいとの文字が現れたので逃げるのをやめたビバルデ。
その女神の教えが、「自由、平等、穿かない」。かつて、アニメの「この素晴らしい世界に祝福を!」で雨宮さんが演じる女神のアクアがパンツを穿いているのかどうかという議論もありましたが、それを思い出しました(原作では穿いていることが明確。)。
◎「阿波連さんははかれない」
第8話「夏祭りじゃね?」
阿波連さんははいていない、いえ、穿いているはずです。
あはれ や をかし なことが好きな古文教師の桃原先生(cv花澤香菜)が屋上で体育教師の宮原先生(cv小坂井祐莉絵)と弁当を食べていると阿波連れいな(cv水瀬いのり)とライドウ(cv寺島拓篤)(+大城みつき(cv M・A・O))が来て、脳内シミュレーションしたからどんなイチャイチャでも来いと思っていたら予想を上回ってきたので鼻血で倒れ、「想定外あはれ」「予測不可能あはれ」「ボディブローあはれ」と思う桃原先生。夜、これではいけないと寝床でさらなるシミュレーションをしたら大鼻血で意識を失ってしまい、宮原先生がタマタマ来てくれて助かったり。夏祭りでも2人や大城を見て あはれ にあてられて鼻血で倒れたり。〆は桃原先生の「あはれ、あはらー、あはれすと」。
本作のメインは阿波連れいなとライドウですが、桃原先生が いとあはれ で いとをかし だったので。
「言の葉の庭」(2013年5月公開、新海誠監督)の古文教師の雪野百香里を演じてからでしょうか、花澤さんの古文教師の役はしっくりきます。
◎「古見さんは、コミュ症です。」
第23話『コミュ71「伝線です。」 コミュ72「鬼に金棒です。」 コミュ73「甘いです。」 コミュ74「ケンカです。」』
古見さんははいていない、そう、穿いていません。
どれも良かったですが特に良かったのはコミュ71。古見硝子(cv古賀葵)のストッキングが伝線したのに気付いた山井恋(cv日高里菜)、クラスメイトにバレてはいけないと思って却って怪しい行動をする山井、で、伝線を教えて常に持っている古見と同じストッキングを渡して穿き替えてもらい、古見が脱いだ伝線ストッキングをさりげなく手にして頭にかぶったら古見に追いかけられると・・・。
山井は絶対そうするよなと思ったらそうしたので。古見の生足が見られて嬉しい只野仁人(cv梶原岳人)という視聴者代表も。
◎「まちカドまぞく 2丁目」
第6話「夕日の誓い!まぞくたちの進む道」
桃ははいていない、そう、吐いていません(たぶん)。
「ここでこの曲はずるいし流れも言葉もずるくて泣いた」「いい最終回だった…最終回じゃないけど…あったかい気持ちでおやすみ」と鬼頭明里さんが2022年5月13日にツイートしていて(深夜という投稿時間からしてリアタイしていたのでしょう。)、このツイートを見た朝の時点では私は6話は見ていませんでしたが、「この曲」と言われたたらあの曲しかありませんし、あの曲を使う流れならいい話に決まっている、と思ったものです。
千代田桃(cv鬼頭明里)の望みである千代田桜(cv金元寿子)が元の世界に帰ることは今はできないし、桜のコアはシャミ子(吉田優子)(cv小原好美)の中にあるし、桃は桜よりもっと大切なものができた、とシャミ子に言う桜。で、陽夏木ミカン(cv高柳知葉)やリリス(cv髙橋ミナミ)らの力を借りて桃が闇落ちしてシャミ子の夢に入ってなんとかシャミ子は戻ってこれました。
で、シャミ子と桃の2人での会話、そこでかかるのが1期OPの「町かどタンジェント」、歌詞に「町かどで見つけた 大事な宝物」とあり、桃も遠回しな言い方で同じ意味のことをシャミ子に言いました。シャミ子でなくても涙でしょ。
◎「カッコウの許嫁」
11羽目「無かったことになんて出来ないよ」
海野凪(cv石川界人)と天野エリカ(cv鬼頭明里)が家にいるときに大雨で停電で真っ暗、そこへ海野幸(cv小原好美)が帰って来て、玄関に来ていた凪が転んで幸と口付け。兄妹だから「今のは無かったことでよろしくな」と軽く言う凪、「無かったことになんて、出来ないよ」とつぶやく幸。凪に距離を置く幸。
あれこれあって、セクシー女教師のコスプレをしたエリカが凪に謎のアドバイス、瀬川ひろ(cv東山奈央)もアドバイス、で、幸に謝って仲直りした2人。
この時点では、エリカは幸が凪を好きだろうと気づいていて暖かく見守っているからなあ。エリカは、今のところ凪に恋愛感情は持っていないものの、好感は持っている状態。ひろは、思わせぶりですから(原作を読んでいるので、実際はどうなのかは分かりますが。)。
私はひろを応援していますが、ひろはちょっと怖いので、一番好きなのは幸です。凪には基本的にツンな幸のツンなところのほか、デレや照れやジタバタや学校の友達への表情など、いろいろな幸が見られます。
【夏アニメ】
◎「よふかしのうた」
第4夜「せまくない?」
第1夜「ナイトフライト」の、ビルも多いし町の明かりは結構あるのに何故かほとんど人がいなくて静かな町を見せるところとか、コウが深夜にこっそりと家を出てそんな町を歩いて自由だと思ったり、ナズナと出会ったり、満足することが必要だとナズナが言ったりというところも良かったですが、敢えて第4夜。
吸血鬼の七草ナズナ(cv雨宮天)にようやく恋をしたと思った不登校の中学生の夜守コウ(cv佐藤元)、これで吸血鬼になれたと喜びますが、それは恋愛感情ではないから吸血鬼になれないとナズナ。
24時くらい、早寝過ぎたので目が冴えた朝井アキラ(cv花守ゆみり)は制服に着替えて学校へ登校すると幼馴染のコウとバッタリ出会いますが、一緒にナズナの家でゲームすることに(アキラは睡眠に問題があり、コウに恋愛感情と言えるかまでは不明だが好意を持っている。)。そのまま3人で普通に寝て、緊張のコウとアキラ。1日に満足するとよく眠れるとナズナに指摘されたように、久しぶりによく眠れて少し変化するアキラが良かったです。
◎「神クズ☆アイドル」
「STAGE.08」
やる気がなくファンサービスもしない仁淀ユウヤ(cv今井文也)と、明るく愛嬌も人気もある吉野カズキ(cv堀江瞬)によるアイドルユニットのZINGS(ジングス)。ユウヤは人気アイドルだったのに交通事故で死んだ最上アサヒ(cv東山奈央)の幽霊が見えるようになり、アイドルに未練があるアサヒがユウヤに乗りうつるとやる気満々でファンサービス十分なユウヤになるというのが基本。
なのですが、STAGE.08は、カレンダーの撮影をするというのが表の話。それにあたってファンに衣装のアンケートをとったのですが、撮影の合間に結構な量を挟む、いつもの居酒屋豚貴族で畏れ多くて衣装のリクエストができないと嘆くいつものユウヤのファン3人(河川敷(cv上田瞳)、ツギコ(cv大地葉)、しぐたろ(cv石見舞菜香))+他のアイドルのファンの まりりか(cv森なな子)の、いつものベタなオタクトークが裏の話なのですが、裏の方が楽しいです。
なお、8話以外はオタクトークは少しだけですが、表の話も楽しいですが、それ以上に1話から楽しいオタクトークでした。
【秋アニメ】
◎「陰の実力者になりたくて!」
#11「女神の試練」
シド・カゲノー/シャドウ(cv山下誠一郎)はたぶん世界一強いのですが、陰の実力者シャドウとしてのモブキャラでいたいと思っているので、いろいろとズレた感じで物語が進みます。
#11は、カゲノーと第2王女のアレクシア(cv花澤香菜)が混浴になって、少し話して、カゲノーのアレが大きい小さいの話になって、風呂からあがるときにタオルで自分の股間を前から後ろに何故かパシッとするカゲノー、その後、音しか聞こえませんでしたが、アレクシアも何故か自分の股間を同じようにした様子。(風呂上がりにタオルを体中にパシパシッとあてて拭くというのはなかなかにコツのいる技術なのですが(私は出来ません。)、1回しかパシッとしていないのでそれをしたわけではなさそうです。)
で、闘技場で、アレクシアとベータ/ナツメ(cv水瀬いのり)(シャドウを慕う部下で、アレクシアを敵視している。)が胸の大きさで張り合ったり、互いに腹黒だと思ったり(どっちもどっちですが。)。
で、戦いを見ているカゲノー、あれこれあってシャドウとして飛び入り参加することになり、シャドウは強いので災厄の魔女アウロラ(cv名塚佳織)が現れ、勝利のシャドウ。で、扉が開いて。
ベタな上にズレた感じが楽しいです。
【shin】