【ネタバレ】
◎「宇宙戦艦ヤマト2205 新たなる旅立ち 後章 -STASHA-」
「一致団結、してみる?」
「あるべき未来を求め、伝説の艦に乗り込んだ若者たちが波乱を呼ぶ。新生ヤマト、出撃の時ーー!」
「その名は“暗黒(デザリアム)”」
「かつてない強大な敵との遭遇が 残酷な真実を引き寄せるーー」
「大人になど なりたくなかった。」
「激戦の果てに明かされる 聖なる星の罪と罰。人生を見失った男たちが下す 最後の決断とはーー」
2022年2月4日(金)公開、製作総指揮は西﨑彰司、監督は安田賢司、シリーズ構成は福井晴敏、脚本は福井晴敏、岡秀樹、原作は西﨑義展、100分(?)。
古代進(cv小野大輔)、森雪(cv桑島法子)、真田志郎(cv大塚芳忠)、島大介(cv鈴村健一)、ヤーブ・スケルジ(薮助治)(cvチョー)、土門竜介(cv畠中祐)、京塚みやこ(cv村中知)、徳川太助(cv岡本信彦)、キャロライン雷電(cv森永千才)、アベルト・デスラー(cv山寺宏一)、クラウス・キーマン(cv神谷浩史)、スターシャ・イスカンダル(cv井上喜久子)、ユリーシャ・イスカンダル(cv桑島法子)、メルダーズ(cv黒田崇矢)など。
冒頭はこれまでのおさらいを簡単に。ヤマトシリーズが初見者でも分かるようにということでしょうし、見た人でもおさらいができると安心して見ることが出来ます。
総合評価点は、上中下で上の下くらい。
○デスラーの「古代、私ごと撃て!」は格好良いです。
公開前にTVのCMでこの台詞が流れていたので、そこが一番の見所というわけではないのだろうなとは思いましたが、一番の見所はそこだったとも言えますし、イスカンダルの秘密が一番だったとも言えますし。
・デスラーが子供(小学生くらい?。)のときにスターシャは大人の外見で、デスラーが大人になってもスターシャが同じ外見なのは、イスカンダル人は成長が早いからで、早く大人の外見になるけれども老けるのは遅いからだとしか思っていませんでしたが、なるほど、人型の器でしかないという設定ですか。そういう設定だとしても、バレないように外見も老けていくようにしていないということは隠す気が無いということでしょう。それは謎としてガミラス人の間で話題になるはずですが、そんな様子もありませんでした。王族以外に国民がいないということも、ガミラス人は不思議に思うはずですが、そんな様子もありませんでした。
リメイク版ヤマトは、オリジナル版からのつじつまを合わせようとしているのでオリジナル版よりは全体として矛盾が少ないとは言えますから、それはそれで。ヤマトはツッコミを入れつつ楽しむことも出来るのですから、その一面はそのまま残っているということで前向きに考えましょう。
サーシャが急に人型の赤ん坊として現れたり、どこから出てきたのかサーシャがタオルを巻いていたりとかも。
・ユリーシャの話し方が少したどたどしいというか、少し幼いというかなのは、イスカンダルの秘密によりユリーシャは生まれたばかりだからということなのでしょうね。
○イスカンダルの秘密も明かされ、命には限りがあるから良いのだという事に気づいたという意味のことをスターシャが言っていましたが、松本零士さんが「銀河鉄道999」(TV版は1978年9月から1981年3月に全113話。劇場版は、「銀河鉄道999」(1979年8月)、「さよなら銀河鉄道999 アンドロメダ終着駅」(1981年8月))で描いてきたことじゃないか、と思いました。
○台詞はなしでしたがテレサ(cv神田沙也加)がワンシーンだけ出てきて、物語の展開からして神田さんの自殺(2021年12月18日)がなくても出てきたはずのシーンですが、込み上げるものがあります。
そこ以外でも、スターシャが消え、それを抱きしめるデスラーというシーン、それを見ている古代達のシーン、ヤーブの家族が生きていたシーン、雪が古代を叱咤激励するシーンなど、涙を誘うシーンがいつもより多い気も。
そこ以外でも、スターシャが消え、それを抱きしめるデスラーというシーン、それを見ている古代達のシーン、ヤーブの家族が生きていたシーン、雪が古代を叱咤激励するシーンなど、涙を誘うシーンがいつもより多い気も。
○ED曲の後、デザリアムのゴルバの中の写真に未来のアンドロメダの残骸があり、「ヤマトよ永遠に REBEL3199」と次作と思われるタイトルが。思わせぶりですね。
旧作シリーズのすべてのリメイクは決まっているのですが、新しいものを作るのかどうかはまだだったような。ヤマトは何でもありに近いですから、作っても驚きませんが、さて、いい物語ができるのかどうか。
○公式HPから。
「宇宙戦艦ヤマトら第65護衛隊はイスカンダルに突入。ガミラス移民船団をデザリアム艦隊から守りぬいた。デザリアムの目的は天の川銀河方向のいずこかにイスカンダルを移送することにあった。これを阻むべく、あえて古代は心に残るしこりを押し殺し、スターシャの面前で波動砲を撃つ決断を下す。
しかしデザリアム艦隊を波動砲で撃退したとき、自動惑星ゴルバが姿を現した。波動砲すら効かぬ圧倒的な防御力と火力を誇るゴルバ。もはやヤマトにもデウスーラⅢ世にも為す術はない。しかしイスカンダルにはガミラス移民船団と、スターシャたち王族が残されている。せめて彼らを救うべく尽力するも、ゴルバが妨害。スターシャもかたくなに惑星を去ることを拒否するのだった。やがて語られるイスカンダルの真実、ガミラスの真実。その恐るべき事実を知った古代とデスラーは、あらがえない現実を前に哀しくも苦しい決断を迫られる――。」
「宇宙戦艦ヤマトら第65護衛隊はイスカンダルに突入。ガミラス移民船団をデザリアム艦隊から守りぬいた。デザリアムの目的は天の川銀河方向のいずこかにイスカンダルを移送することにあった。これを阻むべく、あえて古代は心に残るしこりを押し殺し、スターシャの面前で波動砲を撃つ決断を下す。
しかしデザリアム艦隊を波動砲で撃退したとき、自動惑星ゴルバが姿を現した。波動砲すら効かぬ圧倒的な防御力と火力を誇るゴルバ。もはやヤマトにもデウスーラⅢ世にも為す術はない。しかしイスカンダルにはガミラス移民船団と、スターシャたち王族が残されている。せめて彼らを救うべく尽力するも、ゴルバが妨害。スターシャもかたくなに惑星を去ることを拒否するのだった。やがて語られるイスカンダルの真実、ガミラスの真実。その恐るべき事実を知った古代とデスラーは、あらがえない現実を前に哀しくも苦しい決断を迫られる――。」
【shin】