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「クラユカバ」「クラメルカガリ」感想。全体としてはまずまず楽しめたが、引っかかるところが多い

【ネタバレ】

◎「クラユカバ」

 「あなたもクラガリに曳(ひ)かれている」

 2024年4月12日(金)公開(2023年製作)、監督と脚本と原作は塚原重義、61分。

 荘太郎(私立探偵)(cv神田伯山(6代目))、タンネ(クラガリを往く装甲列車の列車長)(cv黒沢ともよ)、サキ(情報屋。荘太郎の依頼でクラガリに潜入するが福面党に捕まる)(cv芹澤優)、稲荷坂(荘太郎と旧知の記者)(cv坂本頼光)、指揮班長(タンネの部下)(cv佐藤せつじ)、松(cv狩野翔)、トメオミ(タンネの部下)(cv西山野園美)、御多福(福面党(地下ギャング団)の首領)(cv野沢由香里)、語り(cv坂本頼光)など。

 総合評価点は、上中下で中くらい。

○全体としてまずまず楽しめはしました。ただ、語りの坂本頼光さんが活動弁士だからなのか、そんな話し方なのは当然ですけれど、慣れるまで少し時間がかかったこと、荘太郎の通常のセリフも少し講談師っぽいのに慣れるのにも少し時間がかかったこと(cvの神田伯山さんは講談師)、というところが少し気になって物語に今ひとつ入り込めなかったのか、主人公があまり活躍していないとか、そもそも物語が今一つなのか、別の理由によるのか、中くらいの評価になりました。

○集団失踪の犯人捜しが主題のつもりなのかもしれませんが、そこにはあまり気が向きませんでした(犯人捜しをしようという気が起きませんでした。)。そもそも、これが主題の作品には思えなかったです。
 地下に迷路のように広がる廃坑などの跡、そこに屋台のような店が連なっている場所があって、新宿の思い出横丁みたいな感じでしょうか。へー、こんな設定なんだ、みたいな感じで、そっちが気になったり。

○公式HPから。
『「はい、大辻探偵社」
紫煙に霞むは淡き夢、街場に煙くは妖しき噂・・・。
今、世間を惑わす“集団失踪”の怪奇に、探偵・荘太郎が対峙する!
目撃者なし、意図も不明。その足取りに必ず現る“不気味な轍”の正体とは・・・。
手がかりを求め、探偵は街の地下領域“クラガリ”へと潜り込む。
そこに驀進する黒鐵(くろがね)の装甲列車と、その指揮官タンネとの邂逅が、探偵の運命を大きく揺れ動かすのであった・・・!!』


◎「クラメルカガリ」

 「町は変わる。私も変わる。」

 2024年4月12日(金)公開、監督と脚本と原作は塚原重義、シナリオ原案は成田良悟、62分。
 総合評価点は、上中下で中くらい。

 カガリ(刻々と変わる町並みを絵地図に書く、箱庭紡ぎ)(cv佐倉綾音)、ユウヤ(カガリの幼馴染みで箱庭紡ぎ)(cv榊原優希)、伊勢屋(貸本屋をしている情報屋)(cv大塚剛央)、栄和島(箱庭の狛犬市場の代表。ケンカが強い)(cv細谷佳正)、シイナ(ある機関の調査員)(cv森なな子)、飴屋(飴屋をしている情報屋)(cv悠木碧)、朽縄(機械修理工房を営み、奇天烈な発明をしている)(cv寺田農)、ササラ(朽縄の孫)(cv川井田夏海)など。

○地下で採掘をしていることもあって、地下通路が迷宮のように入り組み、道路などの陥没も多い町。
 町の基本的な風景は「クラユカバ」と似ていて、町の設定というか風景というか、そっちの方が気になったりというのも「クラユカバ」と同じ。
 物語があまり頭に入ってこないというのも、主人公があまり活躍していないのも「クラユカバ」と同じ。
 全体としてまずまず楽しめはしましたが。

○公式HPから。
『零細採掘業者がひしめく炭砿町・・・通称"箱庭(はこにわ)"。
日々迷宮の如く変化するこの町で地図屋を営む少女―カガリ。
"箱庭"からの脱却を夢想する幼馴染―ユウヤ。
昨今この町で頻発する不審な"陥没事故"は、
次第にふたりの日常を侵食し始めて・・・
果たして、町の命運は、カガリはこの事態を乗り越えられるのか!?
困難の先で、少女は今日"ちょっとだけ"大人になる―』

◎テアトル新宿にて。











【shin】


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