しんごの部屋2

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ミカンの皮のむきかた

2013年12月10日 | 日記

ミカンを買った日に、coopで注文してあったミカンが届きました。三日後には「ミカン山でうちが持っている木から摘んで来ました。」とたくさんいただきました。娘が孫二人を連れてやってきましたので、いくらか持って帰ってもらうことにしましたが、柿も同じように重なって買っていたため、バナナも加わって果物を入れている器は山盛りです。

「お・も・て・な・し・」などと冗談をいいながら、柿をむいてつまようじをさし、つまんでたべるようにしてテーブルの上に置き、ミカンを配って「こうちゃんは自分でむけるかな?」というと、こうちゃんは頑張って剥き始め、弟のしょうちゃんも負けじと剥きだしました。

へそのほうから剥いています。「上手に剥いてるね。へたのほうから剥くと白い筋がきれいに取れるんだよ。」と言いながら、私は蔕のほうから剥いて「ホラ!」と示すと、娘は「でも、白い筋は食べるとからだに良いとも言うよ。」と言いつつ、「私はずっとこんな剥きかた。」とミカンを皮のまま二つに割り、さらに二つに割って、ミカンの袋を口に入れています。あっという間でした。

「うん、面白くないけど一番合理的かも知れない。」と私は言いましたが、その時、子ども時代のお正月に、祖母の家に親戚中が集まって、百人一首のかるたや、トランプ、将棋などいろんな遊びをしたり、掘り炬燵に入ってみかんを食べたことを思い出していました。

いろいろなミカンの剥きかたを教えてくれた叔父がいました。子ども好きだったのでしょう、この叔父から私は結構どうでもいいような雑学を教えてもらいました。私が孫たちに教えているつまらないけれど、面白がる幾つかのことは、この叔父から得たものです。

でも、叔父からおしえてもらったミカンの変わった剥きかたを思いだせなくて、孫たちが帰ったあとも思いだす努力をしたのですが駄目でした。私の困った性分の一つですが、どうでもよいことでも、忘れた知識にこだわりだすと、眠れなくなるようなことがあります。この夜も、夜中に起き上って、ネットで「ミカンの皮のむきかた」を検索しました。そして、二つほど思いだすことが出来ましたので、早速ミカンを剥いて昔を思い出していました。

写真の「芋虫剥き」と「バナナ剥き」がそれですが、叔父が教えてくれたのは「バナナ剥き」ではありませんでした。まだ、バナナはそれほど普及していない頃でしたから。何かの花の名が付いていたようです。ネットでは見つかりませんでした。ミカンを包丁で横に切った模様が、菊の御紋だと教えてくれたのも叔父でした。その時は、古い硬貨でしか見たことのない模様でした。

つまらない知識に正確さを求めて、辞典などを調べる私の性分が、もっと重要なこと知るために向けられたら、そこそこの有能な人物になっていたのではないだろうか、と思うのですが、この年になると、「後悔先に立たず」です。

ただ、聖書の知識に関しては、私のこの性分が神さまに用いられ、役に立ち、長い間牧師を続けさせていただくことが出来たのではないかと思っています。「人はパンだけで生きるのではなく、神の口から出る一つ一つの言葉による。」とあるたいせつな神の言葉の一つ一つで、まだ理解できていないことばがたくさんありますので、これからも「より深く、より正しく知りたい」との探究心はなくなることはないと思います。

ところで、娘が四つに割いて中身を食べる剥きかたは「和歌山剥き」と言うそうですよ。有田みかんはこのように食べなければいけないのでしょうか。(笑)

 

 

 

 


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1 コメント

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みかん (パンダ)
2013-12-11 15:02:21
おもしろかったです。パンダはなにも考えず、向き方になんのこだわりもなく食べていましたから、今度やってみますw
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