2024/09/13 fry
こんばんわ…、と言うかおはようございますの時間になった
この記事書くのに5時間掛かったぞw
岩上智一郎です
今日で53歳になってしまったw
20代の頃はとにかく体を鍛え、プロレスと総合格闘技へ
浅草ビューホテル28Fスカイラウンジのベルヴェデールでカクテル作って
たまに絵も描いて
30代になってピアノ始めて
ピアノを辞めたあと、先輩の坊之園智さんこと坊主さんが、俺にパソコンをスキルを授けてくれた
毎週金土になると歌舞伎町へ来てくれ、男二人で漫画喫茶のカップルシートへ座り、朝まで徹夜でパソコンとは何かを教えてもらう
2004年に小説書き始めて
2006年に岩上整体開業して
2007年に処女作の新宿クレッシェンドが第二回世界でいちばん泣きたい小説グランプリ取れて
2008年に全国出版、その4日後に総合格闘技復帰戦
これは試合に出る際の誓約書
簡単に言うと、試合に出て死のうが怪我しようが文句言いませんって事
ブランク8年、準備期間一ヶ月も無い状況で復帰戦の試合受けたので、俺は負けた
当時TBS、読売新聞、スカイパーフェクトTVなどのメディアが色々宣伝してくれた
読売新聞の記者から関東版になるけど、俺の特集記事を組みたいと言われ、出版社へ連絡するも、何故か非協力的でこの話は流れてしまう
この辺から決定的に出版社との仲が悪くなり、出版から16年経った現時点でも未だ印税を受け取っていない
当時の出版社の言い分は、格闘技で顔を売ってしまうと読書層の軽減に繋がる恐れがと言っていたが、身体張ってこれだけのマスコミ連れてこれる作家がどこにいるんだと俺は大いに怒った
いい時は何でもかんでも人がたくさん寄ってくる
俺が落ち目になると、手のひらを返したように拘わらなく人間はとても多い
多忙により岩上整体辞めて、大日本印刷→ KDDIへ
都庁からすぐのビルなんですよね
職場から見える風景
休憩室
ぶっちゃけKDDIは酷い職場だった
職場というか上司たちの人間性かな
ある日「岩上さん、新宿詳しいですよね?いいBAR知ってます?」と聞かれたので知り合いの店へ連れて行く事に
上司は俺が知らない知り合いたちを呼び、ポートワインをバンバン飲んでいる
ちょうど出版社から電話が来て席を外し、本の事なので長電話になってしまう
戻ると誰もいない
マスターへ聞くと誰一人会計を払っていない
仕方なく俺が全員の飲み代を払う
翌日会社へ行き、昨日の件で文句を言おうとすると「岩上さん、業務中なので私語は謹んで下さい」と……
どの口が抜かしてんだって感じになるじゃないですか
当時俺の話をちゃんと聞いてくれたのが、芸人の山田花子の旦那になる前の福島さんくらい
彼は話だけは真剣に聞いてくれた人である
色々あって表社会は向かないなあと再び新宿歌舞伎町へ
この頃、料理もしまくり……
これから少しして40代に突入
ほんと新宿や池袋の裏稼業の人間は、金に汚い奴多過ぎて……
トラブルの連続で新天地の横浜へ
再び身体を鍛え始める
上記写真はベンチプレス買って、寝た状態でバーベルを上に放り投げて胸に落とすトレーニングしたら、胸から血が出た時のもの
徐々に蘇りつつある身体
力を籠めるとこれだけ変わる
gifにすると分かり易いと思います
横浜橋商店街のすぐ近くに住んで、目の前には大通公園
一度大雪が降った時はこんな綺麗な写真撮れました
初めて髪の毛染めたのも横浜行ってから
当時は何だかんだ楽しく過ごしていましたね
スーパーサイヤ人化w
横浜時代のオーナーには本当にお世話になりました
ロイヤルパークホテル70Fのシリウスでデートしたり……
インターコンチネンタルホテル最上階カリュウにて
デートを楽しんだり、横浜はいい思い出が多いです
とあるところから引き抜きにあい一年以上ずっと断っていたんですが、先方が「どうしたらウチに来てくれるんだ?」との問いに「自分の好きなお店をやらせてくれるなら」と金額は最低でも1500万掛かりますよと伝えると、その場で金を出され、楽しかった横浜生活も終わり、再び新宿歌舞伎町へ
多分ね、小説のタイトルと、裏稼業の名前も同じにした人間って俺だけだと思うw
このタイミングでおじいちゃんが亡くなった
三兄弟の一番下の弟が遺産相続の為、叔母さんと内緒で養子縁組をしていた
おじいちゃんが亡くなってから、俺に実印と印鑑証明が必要だから送ってほしいと言われ、俺は遺産放棄した
2014年の有馬記念は当たる
思えばこの辺から歯車がおかしくなった気がする
新宿クレッシェンドの店は、見事に大失敗
俺500万は失ったと思う
2015年、身体の空いた俺に○○会の組長から赤字の店を立て直して欲しいと請け負ったのが、そもそも駄目
ヤクザ者なんかと関わっちゃいけないんだよね……
黒字に店を立て直したものの、組長は組織の金を2000万手をつけていて新宿を飛んだ
その組長の兄貴分が店を見る事になったけど、滅茶苦茶やられて元々赤字だった店はせっかく黒字にしたのにまた赤字へ
所詮ヤクザはヤクザで、俺に赤字の店を強引に経営させ、無理だと言うのに辞めさせてくれず、給料も出ない状態で毎月55万を家賃兼ケツモチ料で払わなきゃいけなくなる
俺は自分以外のスタッフをまず辞めさせ、責任を自分一人にしたが、自分のマンションの家賃すら払えなくなった
何度もヤクザに状況を話し、いい加減辞めさせてくれと言うと、「家賃なんて滞納したって追い出されねえよ。金無いんなら貸すよ。ただ俺はヤクザだからトイチな」と言われ、頭来て殴ってしまう
結局歌舞伎町初期のオーナーが気に掛けてくれていて、間に入ってくれ、金でヤクザと話をつける事に
新宿にはウンザリでこの地を離れたかった
その時横浜から店を新規オープンするから岩上さんに来て欲しいと連絡があった
再び俺は横浜へ
自身の持つスキルをフルに活用してPCのシステム構築、店内の仕組みなどすべて作って準備
以前いた客も呼べて、数百万は黒字の店として幸先のいいスタートを切る
しかし俺を呼んだ名義社長の谷田部は本当にクズで、毎月100万以上の店の金をちょろまかして抜くクソ野郎だった
自分は一切働かず、毎日キャバクラで飲みながらたまに「店の調子どうですか?」と電話してくるだけ
オーナーから呼ばれ、「二軒目を出したいけど岩上さん全部やってもらえませんか?」と言うので、その前にクズ名義の谷田部を組織から追い出さないと駄目だと思い、話し合いの場を設け、オーナーへ金を抜いている事実を伝える
だがそのクズとオーナーは昔から知り合いだったようで、何故か俺が悪者になっていた
しかも給料を12時間1万円と下げられたので、さすがに阿呆らしくなり辞める
その時俺が呼んで来ていた客で建築業の社長がいて、「様子がおかしいので何かあったんですか? 相談乗りますよ」と切り出される
状況を話すと「何でね、前から岩上さんのような人がこんな業界にいるのか不思議でしょうがなかったんですよ。岩上さん、俺もサポートするんで会社作りましょう」となり、岩上工業を作る
会社を作り紹介された先は、JFE川崎の中にある首都高湾岸線の橋梁工事
川崎の海っぺりを通る湾岸線
ここへ行くには海底トンネルを潜って来ないとここへは来れない
この辺りのエリアだけで国からの予算10億円
下から足場板で作られた階段を上って上まで行く
この首都高に密着するように作られた狭い範囲の中で仕事をするのである
ほんと朝は寒くてね。正に秘境の地って感じでいつもこんな感じで帽子も被って
ある日親会社の専務から、危険物乙四の資格を取って欲しいと言われる
会社の人間から下請けの人間、誰も受からないから岩上さん勉強してと頼まれる
仕方ないからやりましたよ
危険物乙四の勉強
しかも仕事終わってからw
理屈は理解できるんですけどね
もうこの化学式が大嫌いw
大変でしたよ、当時は
…で、準備期間一ヶ月も無い状態の中、神奈川大学へ試験受けに行く訳ですよ
危険物乙四のね
ほら、ちゃんと受けたんですからねw
結果が、法令〇(合格)、物理・科学✖(あと一問合っていれば合格w)、性質・消化〇(合格)
えー、あとたった一問合ってたら試験合格してたじゃん……
専務からも「岩上さん、次で取れるでしょ!」という感じだったけど、ここで水を差される
当初、岩上工業を作り、湾岸線の仕事へ着く流れとして……
俺→ 客だった社長→ 知り合いの塗装会社戸田社長→ 親会社青野現場監督
こんな感じでこの仕事になったんだけど、この監督が悪い奴でウチの会社に入る金をちょろまかしていて、それだけでなく仕事に穴を開けて逃げるように辞めてしまう
※写真は逃げた馬鹿青野監督
俺の会社はこの監督繋がりなので、仕事をこれで打ち切られてしまった
ザ・無職……
その時西の最大暴力団組織が分裂した片割れの○○○○組の若頭から知り合いを通じ、一度相談に乗ってほしいと連絡があった
「インターネットカジノをやろうと思ったんですが、この辺のヤクザに聞くと、みんな岩上さんに聞いたほうがいいよって口を揃えて言うんです。申し訳ないですが、相談に乗ってもらえませんでしょうか?」
若頭は本当に丁寧に気を使って接してくれた
なので話を聞き、とりあえず店をやる場所の確保を促す
ここで運命的なものを感じたのが、再び横浜へ戻った際喧嘩別れした馬鹿名義の谷田部の店と同じビル、同じ階、しかも真向いという店舗を若頭は偶然借りたのである
スタッフは俺以外、みんな若頭の舎弟ばかり
あとはヤクザ者の女……
店の名前も決め、デザインもこうして作り、システム構築も済ませた
この店、俺がいなきゃ即潰れるなというのだけは理解できた
客層ヤクザオンリー、従業員も俺以外ヤクザ絡みのみw
若頭から「ウチの舎弟共よろしくお願いします」と頼まれ、気合い入れてやる事に
インターコンチ連れてけ……
美味しい肉が食べたい……
大して戦力にもなっていない我儘女性スタッフを自腹でご馳走しながらうまく仕事させ
ほとんど俺一人で店を回す
ただヤクザ者だけあって本当に使えない人間ばかり
一人は二日に一度は一時間以上の遅刻をし、何度注意しても直らない
もう一人は夜11時~朝7時までの8時間だけでいいから真面目に来てと言うのに、勝手に夜10時に来て朝6時になると「岩上さん、8時間経ったんで帰ります」とそそくさ帰る
何もできないから、そこのベランダのゴミ捨てといてと言うと、「朝になったら自分の舎弟が来るんでアイツにやらせますよ」とまるで動かないのでクビにした
遅刻ばかりのヤクザには俺も途中から切れて、店から「もう来なくていい」と追い出した
精神状態を何とか保てたのも、部屋に帰ると生まれたばかりの鳥たちが俺を癒してくれたからである
11匹目の仲間ムームーも生まれ、俺は本当に癒されていた
向かいの前の店は、happyができて三ヶ月で潰れた
あの店を作り、客も集め、すべて運営していたのは俺なので、根こそぎ太客をこちらに奪うのは訳の無い事だった
一度ビルの外で前の馬鹿名義の谷田部と出くわした事がある
俺は怒鳴りつけてやったが、途中で若頭が間に入り「岩上さん、こんなんワシに任せて下せえ」と馬鹿を威嚇し「おう、岩上さんはウチの宝なんや。オマエ、岩上さんに粉掛ける真似してんなら、○○○〇組総意で全部敵になるで、おい!」と怒鳴りつける
翌日以降この馬鹿名義の谷田部を福富町で見る事は無くなった
こんな感じで一人シフトをこなし、一か月半いても休み一つも取れない日々
若頭がLINEで俺に詫びてくる始末だった
だが俺の身体もこんなシフトを休み無しでこなしていたらおかしくなる
※個人情報をこうして載せているのには訳があります
さすがにキツいので前の店で一緒だった従業員を入れた
またコイツがどうしょうもない奴で入ってくるなり、子供の給食費も払えていないので金を貸して下さいと来た
金を貸すと今度は実は家賃も滞納していますのでもう少し金を…といった具合
仕方なく28万貸すも、横浜の家賃が7万くらいだったので、毎月ここの家賃を四回払ってねと約束させる
そこまでしているのに、コイツまで遅刻の応酬、「女房と喧嘩になって別れるとか言い出したので上がっていいですか?」と全部の穴埋めは俺
まるで仕事は楽にならなかった
多忙の中、部屋へ帰るとムームーが落鳥して亡くなっていた
少し早く戻って来れたら、この子の異変に気付けたかもしれない
ここで俺はヤクザ者たち全員にキレた
生意気な事を言い返してきたので、「じゃあ俺は抜けるから、おまえたちだけでやってみろ」と辞めた
酷い時なんて44時間勤務もやった
身体の調子も本当におかしくなってきたから、ちょうどいい辞め時
後日若頭から話す時間を作ってほしいと言われ会うと、「本当に岩上さんすみません」と10万円を渡される
舎弟たちが「岩上さん抜きでも俺たちでできますと言うので、本当に最初から今までありがとうございました」とお礼を言われ、綺麗に辞める形が取れた
この半年後、happyは潰れた
疲れていた俺は二ヶ月ほどゆっくり何もせず過ごしていた
金を貸した坂本へ、「今月の家賃振り込んでくれた?」と聞くと「振り込みました」と言うので俺は食費と光熱費だけ気にして過ごせばいい
そこへ首都高の仕事を紹介してくれた社長から連絡が入り、「知り合いの塗装会社の戸田社長が岩上さんに仕事手伝ってほしいみたいですよ」と言われ、話を聞きに行く
二俣川拠点に会社はあるが、「仕事を増やしゆくゆくは埼玉支部の支部長として活躍してほしいと思っています」と言われ、暇だったので働く事にした
塗装の仕事に慣れてもらうようだからと、初日から職人と一緒に現場へ出される
ペンキを塗るなんて聞いてないから一日で革靴が駄目になった
そんな調子で五日が経つ
ここで借りていた管理会社のレオパレスから連絡が入り、家賃を二ヶ月滞納しているから出て行ってくれと強制退去させられる
口座を確認しなかった自分もいけないが、坂本の奴、振り込んだと言いながらまるでしていなかったのだ……
尚、坂本は店の金を横領して飛び、若頭は探しているらしい
レオパレス21は本当にエグい
一年住んでいない部屋を強制退去させながら、出て行く時は下請け業者に任せ、掃除代やら壁紙とか諸々で289000円の請求
ふざけんな!と怒っても、下請けは「レオパレスからの命令を受けているだけなので、サインしてもらえないと私は帰れません」と無理くり金を支払う羽目に
さすがに一括で払いたくないから、このように分割にしてやる
この時色々疲れてしまったので、二俣川の戸田社長に「一度地元へ帰って仕切り直ししたい」と伝えた
「ウチの仕事が嫌になったんですか!」
そういう訳じゃないと伝えるも、納得しない様子で俺の口から「何とか助けて下さい」と言わせるよう誘導され、電話を切らせてもらえない
仕方なく戸田社長の用意した家賃3万ちょいの二俣川のワンルームを用意され、そこへ引っ越す事になった
坂道ばかりで、出勤するのに緩い山を二つ越えないと着かない場所
しかも仕事は毎日ある訳でなく、いつ次の仕事があるかすら言わず、いつも突然前日の夜になって明日朝6時にどこどこへ来て下さいという感じである
酷い時は三日間まったく連絡無く、一ヶ月の間でそれが数回あった
こんなんじゃ、生活できないだろ……
不満と不安を重ねた生活
ある日戸田社長から三日ぶりに電話があった時、俺はたまたま部屋で寝ていた
折り返すと「何ですぐ電話できないんですか! やる気あるんですか?」と怒鳴られたので「ある訳ねーだろ!」と怒って辞めた
一か月半働いて給料15000円だけしかくれなかった
日々違う場所へ行けと指示され、交通費やら何やらで働いているのに赤字
死ねと言われたようなものである
このケチな社長の戸田も、首都高の時の監督の青野も左近山というところに住んでいるので、左近山にいる人間は頭がおかしい奴ばかりなのか?と今でも思う
家でも俺は昔から必要とされず、忌み嫌われている
そこまで酷い事を俺はしたのかな?
二度目の歌舞伎町へ戻ってから、本当に散々な目に遭い過ぎた
少し整理した方がいい
歌舞伎町へ戻りインターネットカジノのボヤッキー
一ヶ月もしない内に、系列の新店舗餓狼へ行くよう指示される
従業員の教育から、料理も全部作って写真撮ってメニューも作って
客も従業員もみんな、俺の作る料理を絶賛してくれた
家だと誰も食べてくれなかったし、自由に料理する事もできなかったので、素直に嬉しかった
とある客から、この料理のソースのレシピを教えて欲しいと言われ、COOKPADを始める
その客はBARを数軒経営するオーナーらしく、お礼にとウチの店で80万使ってくれた
ただ番頭の知り合いってだけで店長になったのが、本当に駄目でよく客を怒らせたり、時には殴られたりしていた
いつだって俺が間に入る
しかし感謝も何も無い
そこの馬鹿な店長に嫌気がさし辞める
斜め向かいのエイトへ
ここも酷い店だった
ボヤッキー、エイトのオーナーである酒井さんが、俺の話を聞きにエイトへ客として来る
一晩で500万使ってくれ俺が申し訳なさそうにしていると、今度食事に行く時間を使って欲しいと言われた
エイトのオーナーは、本当にたまにしか店に来ないが、閑古鳥の鳴くエイトを満席にし、売上も数千万上げたのに俺の顔を見て「何だ、コイツ。従業員か?」と偉そうだった
池袋で新店舗バラティエを始めるので力を貸して欲しいと言われ、エイトを辞める
新天地バラティエでも俺がやり事は変わらない
店を流行らせる事だけ
二ヶ月もしないで活気あふれるようになった頃、名義の坂田が仕事に来ても俺一人店に残し、どこか行って八時間は帰って来ない日々が続く
あまりにだらしないので口論になり、千円のサービス券を誤魔化し抜いたのかと疑惑を掛けられキレて店へ出なくなる
オーナーの酒井さんから連絡があり、話し合いがしたいと池袋へ
当事者の坂田は参加せず、「自分か岩上さん、どちらかを選ぶべきです」と坂田を紹介した番頭の高星に伝えただけで妙にこの男を庇う
この頃横浜から誘いあったのもあり、俺が池袋を抜ける事に決めた
横浜行って二日後、高星から連絡あり今から横浜行くので話したいと言われる
聞くと俺がいなくなった翌日、坂田は店のクレジットでバカラをやり、400万円の金額を使い込んだようだ
「あの野郎、殺してやりたいです」と怒りをぶちまける高星だが、そのクズを必死に弁護したのも自分なのである
また戻ってきてほしいと言われるが、横浜での生活が始まったので断った
この頃勢いで飛び出してしまったので、本当に金が無く、住むのはネットルームで一日2800円を毎日払って借り、そこから仕事へ行く日々だった
惨めさよりも、自身の意地を選んだ結果なのだから、特に不満は無かった
コツコツ金を貯めて、横浜橋商店街の近くのワンルームをようやく借りる
その時横浜のオーナーは俺に一万円札を強引に渡してきた
もちろん意味不明なので断ると……
「馬鹿野郎! オマエは即戦力なんだ。風邪でも引かれたら俺が困るだろ。これでコタツぐらい買え!」
そんなオーナーだった
間違いなくこの人の下で働いている時、客すべてヤクザだったから大変だったけど、俺は幸せだったのだ
あの歌舞伎町での新宿クレッシェンドの店などで、新宿に戻らなかったら……
今の俺は本当に惨めだ
金も無くなった
職も失った
これ以上どうすればいい?
俺、そこまで家族からも周りからも嫌われるほど酷い生き方したのかな?
自分じゃ自覚は無かった
でも、お袋は小学二年の俺を捨てて家を出るくらいだったんだ
弟はおじいちゃんの財産目当てで、叔母さんと内緒で養子縁組までしていた
その事について怒る俺に対し、真ん中の弟は「そんな事くらいで目くじら立てなくてもいいじゃん」と言われ、コイツも一枚噛んでいたのかと分かる
一生懸命やっても、いつも俺は駄目
疲れちゃったな……
本当にもう死のうかなと思った
ここまで踏んだり蹴ったりだと、生きているのが嫌になる
パソコンの技術を授けてくれた先輩の坊主さんの奥さんである裕子さんは「あんな実家に戻るくらいならウチにおいで!」と言ってくれた
この頃裕子さんの千葉の実家の近くで坊主さんは家を購入していた
温かい言葉は心に刺さる
そこに地元の先輩の岡部さんから連絡があり、「池袋まで来れるか? 飯でも食おう」と言われ、何もする事が無いので行ってみた
「今詰まってんだろ? これ、返さなくていいから」と20万入った封筒を渡してきた
焼肉までご馳走してもらい、俺は先輩の恩義を有難く受け入れ、地元へ戻る事にする
千葉の坊主さんの家も考えたが、俺はそこまで甘える訳にもいかない
仕切り直すなら俺は新宿しかないだろう
以前○○会のヤクザを殴り揉めた時助けてくれたオーナーに連絡をして、もう一度雇ってもらう事になった
横浜から地元川越に戻り、また新宿へ
働く際偽名を使えと言われ、俺は自分の処女作新宿クレッシェンドの主人公である赤崎と名乗った
この新宿時代にお袋が亡くなったらしいと、地元の先輩から連絡が来る
2019年有馬記念当たる
4、5年経った2020年3月10日
歌舞伎町や渋谷などで客に違法に賭博をさせたとして経営者の酒井崇寛と店員の横町光志ら31人を逮捕。
全国ニュースで流れたが、オーナーは脱税容疑でパクられた
歌舞伎町二店舗、渋谷、六本木の店が一斉摘発される
俺のいた店も危なかったが、俺個人の情報網があり、たまたま連絡が入ったので客を出し、俺は外へ飛び出した
外には刑事が待機していたが、賭博は現行犯逮捕でないと無理である
俺は偶然生き延びた
オーナーは2015年にも刑事告発されている
歌舞伎町のカジノ店7店舗の経営者の酒井崇寛と高橋隆徳が3億円近くの所得を隠したとして刑事告発。
俺は従業員に「この店だけは俺が守る!」と誓う
しかし唯一俺より立場が上の店長の橋本(本名:佐藤)と、番頭の香川(本名:上田)の二人が共謀して店の金を抜き出し、何故か俺が抜いていると疑われるよう仕向けられ、切れた俺は店を辞めた
(二人が共謀していたのは辞めたから分かった)
そして2020年後半になって今の店に拾われ現在に至る
しかし2021年10月、ワクチン打った翌日に心筋梗塞を二回
2022年9月~2024年1月まで借りた河本マンションでは月3~4万の高額で不当な光熱費を請求され
2024年5月には詐欺被害で140万失う
こうして振り返るとロクな目に遭ってないな、俺w
一つ言えるのは……
レスラーは相手の攻撃避けちゃ駄目だし、何を食らっても壊れちゃいけないんだ!
多分ね、俺がこうしてクソにまみれながらも、まだこうして生きているのって、何かしらの意味があるからだと感じている
もうリングの上で戦えないし
もうピアノだって21年まったく弾いてない
カクテルはまだ作れるか
料理もまだできているよな
絵も描こうと思えばまだ描ける
漫画…、あれやってみて分かったけど本当に大変、漫画描くくらいなら小説書いているほうがいい
整体は、俺がうんと金持ちになって働かなくてもいいぐらいになったら、本当に身体の悪い人相手にボランティアでならいい
うん、やっぱあとは小説をまた書いていくぐらいしかないか
以前群馬の先生に言われた言葉が頭に思い浮かぶ
究極の絶望を知ると、真の優しさを得る
究極の絶望か……
いつかこの言葉、作品の中で使ってみたいな
May all your birthday wishes come true this year.
>happy birthday to you.... への返信
俺の願いすべて叶ったらヤバい事になりますw
ありがとうございます!