葛~くず
2017-09-09 | 草花

葛~くず マメ科
「萩の花 尾花葛花 瞿麦の花 女郎花 また 藤袴 朝貌の花」
(はぎ)(すすき,くず)(なでしこ)(おみなえし)(ふじばかま)(あさがお)
万葉集にある、山上憶良の歌です。
秋の野草を七つほど選定しています。
その中にクズの花が選ばれたのは、
なるほどと、この花が咲くといつも思うのです。
クズ自体は猛烈に伸びる蔓草で、
林縁を覆ってしまうほど繁茂する植物です。
でも、仲秋のころ、香りある赤紫の花をつけると、
その様相を一変させるのです。
やや秋めいた葉の陰に、着物の柄のような優雅な花を見つけると、
真夏の、緑一色だったやぶに、秋の精が舞い降りたように感じるのです。
万葉の時代、いやもっとその前から日本人の感性は、変わっていないとも感ずるのです。
「萩の花 尾花葛花 瞿麦の花 女郎花 また 藤袴 朝貌の花」
(はぎ)(すすき,くず)(なでしこ)(おみなえし)(ふじばかま)(あさがお)
万葉集にある、山上憶良の歌です。
秋の野草を七つほど選定しています。
その中にクズの花が選ばれたのは、
なるほどと、この花が咲くといつも思うのです。
クズ自体は猛烈に伸びる蔓草で、
林縁を覆ってしまうほど繁茂する植物です。
でも、仲秋のころ、香りある赤紫の花をつけると、
その様相を一変させるのです。
やや秋めいた葉の陰に、着物の柄のような優雅な花を見つけると、
真夏の、緑一色だったやぶに、秋の精が舞い降りたように感じるのです。
万葉の時代、いやもっとその前から日本人の感性は、変わっていないとも感ずるのです。