中間浩一(作業療法士/介護支援専門員)
埼玉県リハビリテーション・ケアサポートセンター 川越比企 担当
川越市認知症初期集中支援チーム員
埼玉県リハビリテーション・ケアサポートセンター 川越比企 担当
川越市認知症初期集中支援チーム員
みなさん,こんにちは。 サポセンの中間です。
私は,大阪府堺市(さかいし)の出身です。
堺市の実家には82歳の父と,85歳の母がおり,「できるところまで二人でがんばる!!」と,二人暮らしをしておりますので,3か月に一度位の割合で,様子を見るために帰阪しています。
今回は,その合間に巡った大阪の一部を紹介します。
➽ 阪堺線(はんかいせん)
自宅から徒歩20分ほどで,阪堺線の綾ノ町(あやのちょう)駅があります。
阪堺線は明治44(1911)年,阪堺電気軌道により建設され,区間は,大阪市浪速区の「恵美須町(えびすちょう)」~大阪府堺市「浜寺(はまでら)駅前」の14.1kmです。
全線が南海(なんかい)電車と競合するため,現在は南海電車に合併されて,阪堺線になりました。
いわゆる「ちんちん電車」で,料金は堺市内200円です。
➽ ちく満(ちくま)
宿院(しゅくいん)駅の信号を渡ったところに,「ちく満」というお蕎麦屋さんがあります。
創業は,元禄8年…八代将軍吉宗が生まれた年だとか。
のれんをくぐると,座席の番号を言われます。 その番号の靴箱に靴を入れ,座席に案内されます。
献立は,蒸籠蕎麦(せいろそば)とお酒のみ。
蕎麦は「一斤(いっきん)」,「一斤半」の2種で,基本的に1人前は1斤半だそうです。
お値段は,一斤 850円,一斤半 1,000円です。
蕎麦は,蒸篭(せいろ)で蒸された温盛りの蕎麦…熱い状態の蒸された蕎麦が蒸篭に入っています。
関西では,蕎麦つゆに生うずら玉子を溶いて蕎麦を食べることはあるのですが,ちく満では温かい蕎麦つゆに,生卵を溶いて,薬味を入れて蕎麦をいただきます。
初めて来た方は,どうやって蕎麦を食べたらいいのか,ほとんどの方が戸惑います。
蕎麦自体は,コシがなく,ふんわりとした食感です。
ふつうのお蕎麦の喉越しや歯ごたえを楽しむ類の蕎麦ではなく,「柔らかく熱い蕎麦から立ち上る蕎麦の香りを楽しむ」といった感じでしょうか。 うどんに近い食感かもしれません。
この店の蕎麦自体は好き嫌いがはっきり分かれると思いますが,一度,試してみてはいかがでしょうか。
➽ さかい利晶の杜(さかいりしょうのもり)
ちく満を出て西に行くと,「さかい利晶の杜」があります。
さかい利晶の杜は,堺の偉大な先人,「千利休」と「与謝野晶子」の生涯や功績にふれながら,茶の湯体験ができたり,市内の観光情報を入手できたりと,いろいろな楽しみ方ができる施設です。
隣にスタバがありますが,外観や内装が利晶の杜に合わせた設えになっています。
今回は,お抹茶とお菓子をいただいてきました。
この茶席では,日替わりで表千家,裏千家,武者小路千家のお点前で,椅子席で抹茶とお菓子をいただくことができます。
➽ なんば
◎なんばグランド花月
さかい利晶の杜から西へ800mほど歩くと,南海本線の堺駅があります。
ここから南海電車(15分ほど)で「なんば」に到着します。
まずは,おなじみの「なんばグランド花月」です。
月ごとに出演する漫才師や芸人,吉本新喜劇の演目が変わるので,ホームページでチェックしましょう。
◎豚足のかどや
大阪は「お好み焼き」や「うどん」などの「粉もの」が有名ですが,今回は「焼もの」を紹介します。
なんばグランド花月から西に5分ほど歩いた,四ツ橋筋の手前に「豚足のかどや」があります。
お店は11:00頃にオープンしますが,なぜか,平日でもすぐに満席になってしまいます(定休日は火曜日)。
大阪の人はちゃんと仕事をしているのか…と,心配をしてしまいます。
豚足がおいしく,定番のハラミやバラをはじめ,焼ものもボリュームがあり,とてもおいしいです。
焼きものは一人前3本で550円です。
お店に入ると,ネギの入ったタレと,キャベツが出てきます。
食べているうちにネギやキャベツが少なくなってくると,お店のスタッフが来て,サッと追加してくれます(なんと無料です)。
焼きたてのお肉に,ネギの入ったタレがよく合い,ビールがすすみます。
◎正起屋(まさきや)
「豚足のかどや」から東南方向に2分ほどで,焼鳥の「正起屋」があります。
大阪の有名百貨店にも出店していて,どのお店も賑わっています。
炭火で焼きたての焼き鳥は,香りも歯ごたえも良く,これまたビールがすすみます。
「食い倒れ」の大阪…たくさんの飲食店がありますが,今回はほんの一部を紹介しました。
街を歩いているだけで元気になる大阪に一度いらして下さいませ。