読売新聞政治部長

先日以前から交友のある読売新聞の政治部長と会食した際、来年は政局含みの年になる事が予想されると聞いた。しかし、野党も現政権を攻めきれるかと言えば、かなり厳しい状況にあると言わざるを得ない。

ＴＰＰ問題は野党も賛否が分かれている状況にあり、この問題では政局にもっていける状況にはなく、どちらかと言えばこれから具体化する消費税増税議論を民主党がどう着陸させるかがカギになると解説。　野田総理は鳩山、管首相とは異なり、党内議論を

重視する政策方針に変更。また、官僚を党の最終的な政策決定の段階で排除から融和へと改革を進めるなど、党内の結束を図る姿勢を見せている事などを伺った。　

政治判断

野田首相も厳しい選択を迫られた結果ＴＰＰに参加を表明。政治家の政治判断には大きな反対があったとしても、国益をふまえて最終的には決断を下さなければならない。　思い出すのは消費税を導入した竹下内閣の決断だ。当時導入の是非について聞かれた竹下総理は「後世の史家が評価するであろう」とコメントを残された。　　ＴＰＰ、果たして後に史家の評価は？気になるところです。