蟲つれづれ

新吉の周りには、いつもぴかぴかの宝ものがいました。
その蟲達への思い出をつれづれと・・・

カトカラのチラリズム

2015年07月24日 02時08分52秒 | Weblog
「カトカラ」とはガの仲間である。
普通、昆虫マニアはやがて標準和名でなく通ぶって学名と言うラテン語で虫を呼び始める。
ミドリシジミと言う誰でも一度は集める小型のチョウは「ゼフィルス」アゲハは「パピリオ」属だ。
もっとある、「パルナシウス」「ドルクス」「アロミリナ」別に知らなくていいのだが、知らないと馬鹿にされるので一生懸命覚えたものだ。

さて「カトカラ」とは蛾の中で愛好家の多い種「シタバガ」の仲間をいう。
「シタバ」とは「下の翅(はね)」という意味で、下の翅がとくに美しいのである。ヤガの仲間に入り、
とまる時翅を「屋根型」にするので下の翅はまったく見えない、飛び立つときなどにちらりと見える。だから「シタバ」と言う。

カトカラは20種類以上いるというが、下の翅の色で大きくわけると「赤(紅)」「白」「黄」「紫」に
大別される。



画像は最も大きい「シロシタバ」と最も派手な「オニベニシタバ」だ。上翅は樹の幹にそっくりで幹にとまっているときはまず気が付かない。
世の女性は年齢と共に下着が派手になるそうだ、「シロシタバ」はJK、「オニベニシタバ」はキャバ嬢かも知れない。

いや、♂も同じ柄だからそりゃないか…