潮路のとはずがたり雑記 **shioji's notes

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新九郎、奔る! 18

2024-12-29 16:30:00 | コミック

 買い物が(あらかた)済んだ、ということで今日は朝から細々したことを片付けたりしております。溜まったドラマの録画を消化したりとか、スマートウォッチの保護カバーをこれが最後と貼り替えてみたりとか(※3枚入りの3枚目。やっぱり完璧には行かなくて、前よりマシといった程度に💧)。

 

 さて。昨日やっと、ゆうきまさみ『新九郎、奔る!』(小学館)18巻、いつものように電子書籍で買いました。今月12日発売です。今月いっぱいにはと思っていたところ、ちょうど割引クーポンがやって来たのでこれぞ渡りに船ということで。

 まだそこまで読んでないかなというところなんですが、このままだとずるずると先延ばししちゃいそうなのでここで感想を書いておきます。

 

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  新九郎、奔る! 16 - 潮路のとはずがたり雑記 **shioji's notes

 

 以下、例によって感想とコメントを少し。史実で明らかなこととは別に作品の内容にも触れますので、未読の方はご注意下さい。

 

 

 

 

 この作品の最大の山場の一つ『駿河奪還』が前巻で描ききられたので、このあとどうなるかと少しだけ思っていたのですが、いやいや展開も速くて楽しく読めたこの17巻でした。

 16巻のラストからの流れは、帰京後義尚詣で(?)をして立場の回復を図るも失敗、な新九郎ですが、否応なく歴史と政治の渦にしっかり呑み込まれていっちゃってます。流れとしては義尚病死→義視・義材父子入京→義政三度倒れる→その死後、義材将軍に、かな。そこへ細川政元・清晃(※茶々丸の弟)派が絡みますが、日野富子が実の甥の義材推しだったので敢えなく敗北っと。このあたりは明応の政変のwikiに詳しく書いてありますねー。

 その中で新九郎は政元や清晃父の足利政知との関係から清晃派だったんですが、家の事情もあり義材に仕えることに。義材と清晃の対面の場で「裏切り者」とぼそっと呟いた清晃は怖かったですわ💧。10歳かそこらなのにいろんな意味で末恐ろしいですね。この子にも新九郎は振り回されるんですね、ああ大変そう(他人事💦)。

 単行本はこのあたりまで収録されてますが、そのあと雑誌分では伊豆のあれこれが描かれます。まだ読んでませんが、最新号では明応の話まで及んでいるのではないかと。めちゃ楽しみです。

 

 今回驚いたのは義政が短期間に三度も卒中で倒れた、つまり二度はそれなりに回復したということですが、凄まじいまでの生きる力ですね。これが息子にもあったら……いうところなんでしょうか。その病後の義政の顔がしっかり半分麻痺した状態で描かれていたのは細かいところにも抜かりはないなあと。そもそも連載開始からかなり月日が流れてますが、キャラの老けさせ方が見事ですね。10歳の子が成長して20代になり、そこから40歳になったとき、ちゃんとその人物だと分かるので、わらわらと人物が登場するこうした歴史物でも読み手が理解しやすい作品です。

 駿馬の登場には笑っちゃいましたが、これまて一目見て「元気百倍!」と分かるのも同じです。竹馬の件はほろり💧としましたが。

 

 19巻は来年春刊行予定だそうです。どこまで掲載されるのかな。

 

 余談ですが今年の大河、なんとか完走しました。でも最終回のラストシーン、最後の台詞に凄い違和感が。なぜそうなのか、録画を観直したりいろいろ考えてみたりしましたが、はっきりした答えが出てこなくて困惑してます。答えが出たら書くかも!?

 も一つ。BS1で月曜夕方やっていた大河の再放送、来年は独眼竜政宗なんですね。今年の篤姫、それはそれは楽しく観ていたのですが、政宗も名作ですよね〜。忘れず録画予約しなきゃ。

 

 おまけ。お裾分けのラ・フランス。

 

 実は食べたことないんですよ。たぶん。どんなお味なのか、ちょっと楽しみ。