雨です。久しぶりにしっかり降った雨は湿度を上げて、草木にいい恵みになりそうですね。
さて、昨日いつものように電書サイトをチェックしていたら「『新九郎、奔る! 』新刊発売しました!」と通知が。あ、毎月やっている新刊チェックに漏れてた……電書ってこの点便利ですね。ときどき、うっとおしくも感じますけど💦。
ただ先日からそのサイトでは発売1ヵ月以内の新刊にはポイント増が適用されなくなったので、「まあ雑誌で読んでいるから、慌てて買わなくてもいいか……」と思っていたのですが、その条件変更が不評💧だったのか、新刊40%割引クーポンなるものがやって来ました。あー、あとから割引分ポイント付与されるよりこっちのほうがイイ❗️ ……ずっと。
ということで一日遅れで買いました>ゆうきまさみ『新九郎、奔る!』(小学館)12巻。まだざっと一回しか読めていないのですが、二度目なので早めに感想とコメントを書いておこうかと思います。でもなんというか……濃ゆい巻でした。動きもあるし、中味もぎゅっと詰まってて。このあと二度三度と読み返すともっとちゃんとしたことが書けそうですが、まあこのタイミングにしておきます。ちなみに掲載誌の方は1号まで読んでいると思います。
新九郎、奔る! 11 - 潮路のとはずがたり雑記 **shioji's notes
新九郎、奔る! 10と自分的本のランク付け - 潮路のとはずがたり雑記 **shioji's notes
以下ネタバレというか、史実で明らかなこととは別に作品の内容にも触れますので未読の方はご注意下さい。
すったもんだあった龍王への偽造の譲状が、苦労の甲斐あってなんとか認められました。もっともその小道具が功を奏したというより、大御所義政の気分のままに決めちゃったような感じもしますが、そこはまあ知らぬが花と。しかしここからがまだ長いわけで……新九郎のお手並み拝見、というのは続きますね。今回の駿河訪問も前回に比べると落ち着きっぷりが目立ちました。
難解な関東の情勢、今でもよく分かりませんけど、二人の公方がいるという事情は理解出来ました。そこに上杉やら千葉やらの家が絡み合って複雑怪奇と。あ、長尾家もあるのかな。
そのあたりの有力家が新五郎側についているんで、今川もややこしくなっているんでしょうが、この先どうやってXデーまでに抑えられるようになるんでしょうね? 太田道灌のアレがあるにしても、いきなり「期限だから駿河を返せ」と迫って斬り捨てちゃうわけでもないでしょうし……そのあたり、これからじっくり楽しめるのではないかと期待してます。
ほか……美少年っぷりと大物ぶりが相変わらずの細川勝元。妙に馴染んでしまった多米権兵衛に、いつの間にか成長してた弥次郎。義尚もまだ不幸を背負ったままのような気がします。
そしてちらちら出てくる小笠原ぬいさん。義尚妻が17,8で嫁き遅れと言われていたので(年上のせいもあるみたいですが)、掲載誌1号時点で17の彼女は適齢期なんでしょうけどねえ。いやいや。
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