塩川昇 Performance Report

塩川昇 ライブのセットリストとオーディエンスからの感想

12.22 千葉和臣55GO!/渋谷道玄坂KABUTO

2006-12-23 19:20:30 | Weblog
≪セットリスト≫
悲しみブルー
Midnightjunky
ハヤブサ
スケアクロウ
ずっと…(with千葉和臣)
It'allright


千葉和臣バースデーライブ55GO!
のゲストとして出演したこの日のライブ。

19:45・・・
暗転から、照明とSEがフェード・イン。
いつもより、持ち時間が少ないステージでも
この瞬間は空気創りに欠かせません。

ブルース調で渋くスタートしたライブだったのですが、
ハヤブサ・・あたりから自然発生し始めた手拍子に
塩川の、ペダルを漕ぐスピードもUPします。

ずっと・・ では何と!
リードギターに千葉さんご自身が登場!
「セッション」なので、ほぼアドリブで絡み合う、
塩川のギターと千葉さんのリード、と塩川のハープ。

全体的にショーとして、パフォーマンスとして、
観客を見ながら演奏をする塩川ですが、
この曲だけは、千葉さんとのサシのひとときを
ゆっくり堪能するかのような表情でした。

最後のIt's All Rightでは
椅子どころか、テーブルに飛び乗って叫ぶ荒業に出ます。
観客席を煽るために飛び乗ったのではなく
観客席から感じる「何か」に煽られた塩川が、
脳内で何かがはじけて
目の前の転がしを、飛び越えてしまった感じでしたね。

考えてみると、
この日のお客さんにとって
「塩川昇・・って誰?」
という方ばかりだったはず。
でも歌っていくうちに、
塩川のパフォーマンスから発せれれる波動のようなものに
観客席が揺られたように見えました。

「お前のことは知らないけど、なかなかいいじゃん!」
と。

この夜は

曲が終わった後の「Yeah-!」
MCを言い逃げしてすかさず曲に行くときのお客さん達の『肩の震え』
出番が終わったあとの、なかなか鳴り止まない拍手。

そういったシチュエーションひとつひとつが
塩川を永年応援しているひとりとして
嬉しかったと同時に
ある種の嫉妬も感じたことも・・正直なところです。