【出水市のシロアリ駆除会社】大脇シロアリ・ブログ

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羽蟻の行方!

2016年06月12日 | 羽アリ群飛情報
皆さん こんにちは。
出水市のシロアリ駆除会社の大脇シロアリです。



今回はこの時期よく聞かれる
部屋に飛んできたシロアリの羽蟻はどこに行くの?をテーマにお話したいと思います。

      

この時期に飛んでくるシロアリの羽蟻はイエシロアリという獰猛な種類のシロアリで

6月初旬から6月末にかけて、夜19時頃から21時頃に出没し
一つの巣から1キロ四方に飛び、明かりに誘引しながら新たな巣の拠点を探して移動します。



最大の謎 なぜ!キッチリ戸締りしている室内に入り込むのか?


答えは簡単です

戸締りをしていても換気扇‘台所、浴室、トイレ’の空調システムや
軒天の換気口から容易に室内に侵入します。 
(羽が落ちれば1ミリ程度の網目の網戸の隙間からも侵入)


室内に飛んできた羽蟻は飛行時間にして約30分で羽は取れる仕組みになっており
距離にして1キロ以上飛ぶ事も検証されています。




羽を落とした羽蟻は女王と王の2匹がツガイになりながら天井付近を歩き回り

天井裏、和室の長い、畳の隙間などから家屋の至る所に侵入します。


室内に飛んできたシロアリの行方






1~2時間ほど歩いたシロアリは
家屋の生息しやすい情報を確認し狙いを定めて一気に身を潜めます。


和室だと天井の隙間や写真の長押の間から壁体内面を伝わり必ず床下に降りて着きます。
 


その間、シロアリは
食べる木を探すのじゃなくて まずは水場を探します。




巣から分家し羽蟻に変化した
女王と王は飲まず食わずのまま生存出来るタイムリミットは2~3日間

しかし、殆どは死んでしまうけど…



たった、一組が成功するだけで1~3年後には

イエシロアリの女王は体を繁殖増生産体制に変身





日本しろあり対策協会が調査した家屋のシロアリ被害の統計によれば

3件に1件はシロアリ被害にあっていますので本当に恐ろしい害虫ですよね。






なぜこの時期限定で羽蟻になって子孫繁栄の旅をするかは
シロアリは乾燥状態に体が耐えられないので何と言ってもより多い湿度が必要なんです。


しかし 

現在、シロアリはその住宅構造のある箇所を利用して生存率を急激に高める事に成功しているのです。

住宅のその場所は!
壁、天井に利用したグラスウール断熱材

高温多湿で結露したグラスウール断熱材は
一旦含んだ水気は蒸発できずに、高温多湿の九州ではシロアリ被害

東北ではカビ、腐朽の原因で多く問題になっています。



実際に断熱材に形成したシロアリの動画   イエシロアリの女王アリ
 


上記動画は建築年数7年の家を撮影したものですで 
土台は防蟻防腐土台、構造材は新築防蟻処理済み、床下は防湿コンクリート基礎のお宅

シロアリ対策を万全に施していても…。



グラスウール製の断熱材はシロアリの羽毛布団

シロアリは巣の構造は内部を一定温度に保つために断熱材の様な空気層を形成されますが

壁、天井、床下の断熱材はすでに、断熱効果があるためグラスウール断熱材を利用されると短い期間で家屋を食害します。





でも、今更断熱材の交換は不可能


でも、安心してください!

その羽蟻やシロアリ対策は十分出来るのです。


その方法は  また今度!


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