1月17日の感想や様子が書かれています。
☆ ハープの春木 浩子さんのブログ
http://kokoharp.blogspot.com/
☆ 仁川百合野地区のホームページ
http://yurino.main.jp/
演奏の一部がお聴き頂けます。
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阪神・淡路大震災を経験したお一人お一人の胸には、
あの日の思いが蘇り、
命の重みを改めて胸に刻んだ一日だったのではないでしょうか。
お天気に恵まれた追悼コンサート、
午前の部は座席が足りずに立ち見が出るほどでした。
午後の部と合わせて約270名の方々がお出で下さり、
遺族の方々も遠くは鹿児島から駆けつけてくださいました。
とても有り難く、感謝の気持ちでいっぱいです。
代表挨拶
1分間の黙祷の後、「ゆりの会」代表挨拶、
そしていよいよヴァイオリン&ハープの演奏です。
第1部はクラッシックが中心。
会場の皆さんは豪華なハープに興味津々で
間近で聴く機会が滅多に無いハープの生演奏に
酔いしれていらっしゃいました。
その音色は美しく、ロマンチックで優雅な雰囲気。
目を閉じるとギリシャ神話の世界にいるようでした。
ハープは優雅な楽器のイメージですが、
実際はペダルを踏む足下がバタバタと忙しく大変だそうで、
まるで、水面上は優雅に泳いでいる白鳥が
実は水面下では足をバタバタさせているのと似ているとか。
ステキなドレスの下でそんなふうに大変なことになっているなんて・・・
優雅に弦をつま弾く姿からは想像できません。
美しい音色と優雅さには、
プロのオーケストラの方々も魅了されるようで、
リハーサル中には皆さん一斉に振り返って(ハープの位置は後方なので)、
ハープ奏者の演奏に注目されるそうです。
【ゆりの会】メンバーによるフラワーアレンジ
第2部の日本の曲♪「早春賦」「ペチカ」「初恋」は、
ウインフィルハーモニーのコンサートマスターの方とハープ奏者の方の
CD収録のために小野孝輔さん(ポップスなどの編曲で有名)が
アレンジされた作品で、このアレンジでの演奏は
「日本国内では春木さん以外弾いてはならない」
と言われているそうです。
そんな貴重な演奏に出逢えた私たちは、
とてもラッキー!!でした。
ラストの♪「見上げてごらん夜の星を」。
ヴァイオリンのしみじみとした音色、
ハープの、ピアノとはまた違う美しい響きが、
この曲に良く合っていて、
亡くなられた方々への哀悼の思いと重なって、
心に染みいり、涙がこみ上げてきました。
演奏後、お二人もハンカチで涙をふいておられました。
アンコールは♪「川の流れのように」。
「・・・でこぼこみちや ♪ 曲がりくねったみち ♪
地図さえない それもまた 人生 ♪・・・」
つい口ずさんでしまいました。
実は、この曲、個人的に大好きな曲、
山あり谷ありの我が人生・・・と重ね合わせてホロリとしました。
ヴァイオリン 赤松さん ハープ 春木さん
音響設備のない会場でしたが、
ヴァイオリンのまろやかで耳に心地よい響きにうっとりと聴き惚れ、
ハープの美しい音色に心が癒やされました。
楽器の説明や曲、作曲家のエピソードなども交えながらの1時間半、
選曲もうまく考えられていて、
ヴァイオリン&ハープの魅力がいっぱい感じとられた
いつまでも余韻の残る素晴らしいコンサートでした。
赤松 由夏さん、春木 浩子さん、
ありがとうございました!!
(余談ですが、「冬のソナタ」ブレイクの頃は
♪「最初から今まで」「マイ・メモリー」の2曲は
お二人でよく演奏されていたそうです。
ヴァイオリン&ハープの「冬のソナタ」演奏、ステキでしょうね。
ぜひ聴いてみたいです!!)
この追悼コンサートは、
残念ですが来年の10回目で終わりを迎えます。
遺族の方もご高齢になられ、
また、亡くなられた方も多くいらっしゃるので、
10回をひと区切りとして終えることになりました。
来年は1月15日(土)に決まりました。
最後のコンサートに、皆様どうぞお越し下さい。
たくさんの方のお出でをお待ちしております!!